【かゆみ・赤み・ブツブツに要注意】犬の膿皮症の症状と治療法

こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「皮膚に赤いブツブツがある」「かゆがって掻きむしっている」
そんなときに考えられる皮膚病のひとつが、膿皮症(のうひしょう)です。

膿皮症とは、皮膚のバリア機能が低下し、常在菌(主にブドウ球菌)が異常に増殖して炎症を起こす細菌性皮膚炎です。
慢性化しやすく、繰り返すことも多いため、早期の診断と治療が大切です。


膿皮症の主な症状

皮膚の赤み・発疹・かさぶたが見られる
かゆみが強く、引っかき傷ができる
フケが増える・毛が抜ける(脱毛)
お腹・わき・内股・指の間などの柔らかい部分にできやすい
皮膚に丸く広がるような病変ができることも

📌 軽度では小さな赤みだけのこともありますが、放置すると化膿や広範囲への拡大につながります。


膿皮症の原因

アレルギー(アトピー性皮膚炎・食物アレルギーなど)
皮膚のバリア機能の低下(乾燥・シャンプー頻度など)
外傷や掻き壊しによる皮膚の損傷
ホルモン疾患(甲状腺機能低下症など)
免疫力の低下や慢性疾患


治療法

① 薬物療法

💡 抗生剤の内服(細菌感染を抑える)
💡 外用薬(抗菌作用のある軟膏やローション)
💡 かゆみが強い場合は抗ヒスタミン薬や消炎剤を併用

② 薬用シャンプー療法

💡 抗菌成分を含むシャンプーで皮膚を清潔に保ち、細菌の増殖を抑える
💡 週1〜2回の使用が目安。皮膚の状態によって回数は調整します

③ 原因疾患の治療と再発予防

💡 アレルギーやホルモン疾患がある場合は並行して治療
💡 皮膚の保湿ケアや栄養管理も重要です


まとめ

🐶 膿皮症は細菌が関与する皮膚炎で、かゆみや赤み、脱毛などを引き起こします。
🐶 再発しやすいため、症状の改善だけでなく原因への対応とスキンケアが重要です。
🐶 「かゆがる」「赤みがある」「フケや脱毛が増えた」などのサインがあれば、早めにご相談ください。

日常的な観察とケアで、愛犬の皮膚を健康に保ちましょう!🐾✨

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