おしっこがいつもと違う?― 犬の膀胱炎の症状と治療法 ―
― 犬の膀胱炎の症状と治療法 ―
■ こんな症状があったら注意!
膀胱炎は犬にとって比較的よく見られる泌尿器のトラブルです。
以下のような変化が見られたら、膀胱に炎症が起きている可能性があります。
- トイレの回数が増える(頻尿)
- おしっこの量が少ない
- 排尿時に痛そうにする、鳴く
- おしっこに血が混じる
- トイレ以外の場所で失敗する
- 陰部をしきりに舐める
膀胱炎は細菌感染、ストレス、尿石症、腫瘍など多くの原因で起こるため、自己判断での様子見は禁物です。
■ 主な原因
- 細菌感染(もっとも多い原因)
- 結石(ストルバイトやシュウ酸カルシウム)
- 過去の尿路トラブルの再発
- ストレスや免疫低下
- 腫瘍やポリープによる刺激
中でも、尿が長時間膀胱に溜まることが多い子や水分摂取が少ない子はリスクが高まります。
■ 診断と治療法
【検査内容】
- 尿検査(pH、細菌、結晶、血尿などを確認)
- エコー検査やレントゲン(結石や腫瘍の確認)
- 必要に応じて血液検査を行います。
【治療方法】
- 細菌性膀胱炎:抗生剤の投与(7~10日程度)
- 尿石症が原因:食事療法や結石の種類に応じた治療
- 腫瘍が疑われる場合:画像診断と外科的治療が検討されます
※再発を防ぐために、治療後も尿検査による経過観察が重要です。
■ 早期発見・早期治療が大切!
膀胱炎を放置すると、上部尿路(腎臓)へ炎症が広がり、腎盂腎炎など重篤な病気につながる恐れもあります。
「いつもと違うな」と感じたら、早めの受診をおすすめします。
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