くしゃみが止まらない?それ、風邪じゃないかも!― 犬のくしゃみ・鼻水の症状と治療法 ―

こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「最近くしゃみが増えた」「鼻がいつも湿っていて、鼻水が垂れている」そんな愛犬の様子が気になったことはありませんか?

犬のくしゃみや鼻水は、一見すると“風邪”のようにも見えますが、実はその裏に感染症、アレルギー、異物混入、歯の病気などさまざまな原因が潜んでいることがあります。
軽い症状に見えても、長引いたり悪化する前に対処することが大切です。

今回は、犬のくしゃみ・鼻水の主な症状と治療法について詳しくご紹介します。


🐶こんな症状は要チェック!

くしゃみや鼻水といっても、症状の出方にはいくつかのパターンがあります。
以下のような様子が見られたら注意が必要です。

  • 頻繁にくしゃみをする(1日に何度も)
  • 鼻水が透明 → 黄色・緑色へ変化してきた
  • 鼻を床や家具にこすりつける
  • 鼻血が混じる
  • 呼吸がしづらそう、鼻を鳴らすような音がする
  • 顔面の腫れや歯茎の腫れも同時に見られる

透明な鼻水だけでも、継続して続く場合は異常のサインです。


🩺考えられる原因と治療法

🔹 ウイルス・細菌感染(犬風邪)

犬パラインフルエンザ、犬アデノウイルスなどの呼吸器感染症が原因となることがあります。
鼻水が増える、くしゃみが頻発する、元気・食欲の低下がみられることも。

治療法
・症状に応じた抗生物質や抗ウイルス薬の投与
・栄養・水分補給をしながら安静に過ごす
・他の犬への感染予防も大切

🔹 アレルギー(ハウスダスト・花粉など)

特定の季節や掃除のあとにくしゃみが出る場合は、アレルギー性鼻炎の可能性があります。

治療法
・アレルゲンを特定し、環境調整(掃除・空気清浄機)
・抗ヒスタミン薬や抗炎症薬で症状を緩和

🔹 異物混入

草の種や小さなゴミなどが鼻の中に入ると、突然くしゃみが止まらなくなることがあります。

治療法
・麻酔下で鼻腔内の異物除去
・炎症があれば抗生物質や点鼻薬も併用

🔹 歯の病気(歯根膿瘍)

上顎の奥歯の炎症が鼻腔まで広がり、くしゃみや鼻水、鼻血の原因になることがあります。

治療法
・歯科処置(抜歯や抗生物質投与)
・口腔内の清掃・ケアの継続

🔹 鼻腔内腫瘍(特に高齢犬)

鼻血や片側だけの鼻水・くしゃみが長期間続く場合は、腫瘍の可能性も。
高齢犬に多く、悪性腫瘍であるケースも少なくありません。

治療法
・レントゲンやCT検査での確認
・腫瘍の大きさや種類に応じた内科・外科治療、放射線療法など


📝まとめ

犬のくしゃみや鼻水は、軽い不調に見えて重大な病気の初期サインであることもあります。
「ちょっと風邪かな?」と自己判断せず、症状が長引いたり他の異常が見られる場合は早めに動物病院での受診をおすすめします。

愛犬が快適に呼吸し、日々元気に過ごせるよう、飼い主さんの早めの気づきと対応がとても大切です。
ご心配な症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください🐾✨

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