🦷ごはんを残すのは歯が痛いからかも?― 猫の歯周病の症状と治療法 ―

こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「最近、うちの猫がごはんを食べにくそうにしている」「口が臭う気がする」そんな小さな変化に気づいたことはありませんか?
それ、歯周病のサインかもしれません。

猫の歯周病は、歯と歯ぐきの間に歯垢・歯石がたまることで起きる慢性的な炎症性疾患です。
進行すると、歯が抜けるだけでなく、痛みや感染、さらには内臓疾患にもつながる可能性があります。

今回は、猫の歯周病の症状と治療法について、詳しくご紹介します。


🐱こんな症状は要注意!

歯周病はゆっくりと進行するため、初期は気づかれにくいことがあります。
以下のような変化が見られたら、口腔トラブルを疑ってみましょう。

  • 口臭が強くなった
  • ごはんを途中で食べるのをやめる
  • 片側だけで噛む・食べこぼしが増える
  • よだれが増える(血が混じることも)
  • 歯茎が赤く腫れている、出血している
  • 口を触られるのを嫌がる
  • 体重が減る、元気がない

慢性化すると歯がぐらつき、最終的に抜けてしまうことも。


🩺治療法は?

猫の歯周病の治療は、進行度に応じて段階的に対応していきます。

🔹 歯科処置(スケーリング・抜歯)

  • スケーリング(歯石除去)
     全身麻酔下で、歯の表面や歯周ポケット内の歯石をしっかり除去します。
  • 抜歯
     重度の歯周病で歯がぐらついている場合は、痛みを取り除くために抜歯を行うこともあります。

🔹 薬物療法

  • 抗生物質や抗炎症薬を使って、細菌感染や炎症を一時的に抑えることができます。
     ※ただし、根本治療にはスケーリングや抜歯が必要です。

🏡治療後のケアと予防

歯周病は再発しやすいため、治療後のケアが非常に重要です。

  • 歯磨き(ガーゼや指サックを使用)
  • デンタルガムやデンタルフードの活用
  • 猫用口腔ケアジェルやスプレーの併用
  • 定期的な歯科検診とスケーリング

毎日のちょっとしたケアで、大きなトラブルを防ぐことができます。


📝まとめ

猫の歯周病は気づきにくく、放っておくと深刻な病気へ進行することもある疾患です。
「最近、食べ方や口の様子がおかしいな」と思ったら、早めに動物病院で診察を受けましょう。

お口の健康は、ごはんをおいしく食べ、日々を元気に過ごすための第一歩。
ご不安なことがあれば、お気軽にご相談ください🐾✨

LINE友だち追加で診察予約・最新情報がチェックできます!!
友だち追加
国分寺、小平、小金井周辺にお住まいの飼い主様
定期的な健康チェックから心臓病、歯のお悩みまで、気になることがございましたらご相談ください。
大切なペットが元気に過ごせるよう、スタッフ一同サポートいたします

--------------------------------------------------------------------

国分寺ハートアニマルクリニック
東京都国分寺市本多3-3-5プラザ明和1階
042-316-8631

--------------------------------------------------------------------