犬と猫の内分泌疾患とは?~見逃さないために知っておきたいサインと対処法~

はじめに・・・

こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
内分泌疾患とは、ホルモンを分泌する臓器の異常によって起こる病気です。ホルモンは体のバランスを整える大切な物質であり、その分泌量が多すぎたり少なすぎたりすると、さまざまな症状が現れます。犬や猫でも、特に中高齢になると発症しやすくなります。


主な内分泌疾患とその特徴💡

犬に多い内分泌疾患

● 甲状腺機能低下症

  • 症状:元気がない、寒がる、毛が薄くなる、体重増加
  • 中高齢の犬に多く、特にゴールデンレトリバーやダックスフンドなどでよく見られます。

● クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)

  • 症状:多飲多尿、お腹が膨れる、毛が薄くなる、皮膚が弱くなる
  • 副腎から出るコルチゾールというホルモンが過剰になることで発症します。

猫に多い内分泌疾患

● 甲状腺機能亢進症

  • 症状:食欲旺盛なのに体重が減る、落ち着きがない、嘔吐、下痢
  • 主に高齢猫に発症し、早期治療が重要です。

● 糖尿病

  • 症状:多飲多尿、体重減少、元気がない
  • 肥満気味の中高齢猫に多く見られます。犬にも発症します。

飼い主さんが気づける変化💡

日常のちょっとした変化が、病気のサインであることもあります。

  • 水をよく飲むようになった
  • おしっこの量が増えた
  • 毛がパサつく、抜け毛が多い
  • 最近よく寝ている、元気がない
  • 食欲が急に増えた、または減った

これらの変化を見逃さず、早めに動物病院を受診することが大切です。


検査と治療💉

● 検査内容

  • 血液検査(ホルモン濃度の測定)
  • 超音波検査や尿検査など

● 治療法

  • 投薬治療(ホルモンの補充や抑制)
  • 食事療法
  • インスリン注射(糖尿病の場合)

治療は基本的に生涯にわたる管理が必要となることが多いですが、適切に行えば生活の質を保つことが可能です。


まとめ📝

内分泌疾患はゆっくり進行するため、「年齢のせい」と見過ごされがちです。しかし、適切な検査と治療を行えば、症状を抑えながら元気に過ごすことができます。
気になる症状がある場合や、シニア期に入ったペットには定期的な健康診断をおすすめします。

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