【小型犬に多い膝蓋骨脱臼】症状と日常生活で気をつけたいこと

こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
チワワ、トイプードル、ポメラニアンなどの小型犬は、【膝蓋骨脱臼(パテラ)】になりやすいと言われています。
見た目には元気でも、実は膝に負担がかかっていることもあります。
今回は膝蓋骨脱臼の症状や、日常で注意したいポイントを詳しく解説します。


1. 膝蓋骨脱臼(パテラ)とは?

● 膝のお皿(膝蓋骨)がズレる病気

膝蓋骨(お皿)が正常な位置から外れてしまう状態を膝蓋骨脱臼といいます。
これにより足を痛がったり、うまく歩けなくなったりします。

▷ 小型犬に多い理由

  • 骨や靭帯が細く、筋肉の発達がアンバランス
  • 遺伝的に膝蓋骨が浅い構造の犬種が多い

2. こんな症状が出たら要注意

● よく見られる歩き方の変化

▷ スキップ歩き

歩いている途中に急に後ろ足をケンケンするように上げ、また普通に歩き出す行動は典型的です。

▷ なんとなく後ろ足をかばう

座り方がいつも同じ方向に傾く、立つときに片足を浮かせるなどもサインです。

● 進行すると…

グレード(重症度)が上がると、膝蓋骨が常に外れた状態になり痛みが増します。
変形性関節症を引き起こし、将来的に手術が必要になる場合もあります。


3. 日常生活で気をつけたいこと

● フローリングは滑りやすい

膝に負担がかかりやすいため、フローリングには滑り止めマットを敷いてあげましょう。

▷ カーペットやジョイントマットを活用

特に走るスペースや段差のある場所に重点的に敷くと安心です。

● ソファやベッドからの飛び降り防止

高いところからの飛び降りは膝への大きな衝撃になります。

▷ ペット用階段やスロープを設置

自分で上り下りできる段差を用意すると膝への負担を大幅に減らせます。


4. 体重管理も大事なポイント

● 太ると膝に負担が倍増

少しの体重増加でも小型犬の膝には大きな負担です。
体重管理は最良の予防策です。

▷ おやつのあげすぎに注意

おやつの量を把握し、普段のフードから調整しましょう。


まとめ|早期発見と予防が大切

膝蓋骨脱臼は小型犬にとても多い病気ですが、早期に気づき、生活環境や体重をしっかり管理することで進行を遅らせることができます。
「歩き方がいつもと違うかも?」と感じたら、ぜひ早めに動物病院で診てもらいましょう。

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