🐱 猫が吐くのはなぜ?よくある原因と受診の目安
こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです。
「うちの猫がよく吐くけど大丈夫?」「病院に連れて行った方がいいの?」と心配される飼い主さんは多いと思います。
実は、猫が吐くのは珍しいことではなく、生理的な原因と病気による嘔吐の2つに分けて考えることが大切です。
今回は、猫が吐く主な理由と、受診の目安について解説します。
【1】よくある生理的な原因
毛玉による嘔吐
猫は毛づくろいで飲み込んだ毛が胃の中に溜まり、毛玉として吐き出すことがあります。
とくに換毛期や長毛種の猫でよく見られます。
ブラッシングの回数を増やしたり、毛玉ケア用フードを活用することで軽減できる場合もあります。
食べすぎ・早食い
ドライフードを勢いよく食べた後に吐く場合、食道や胃に負担がかかっていることがあります。
食器の高さを少し上げたり、早食い防止用の皿を使うのも効果的です。
空腹による胃液の逆流
朝方に黄色い液体を吐く場合は、胃の中が空になり胆汁が逆流している可能性があります。
就寝前に少量のごはんを与えると改善することもあります。
【2】注意が必要な病気による嘔吐
胃腸炎・感染症
ウイルス性胃腸炎や細菌感染などでも嘔吐が起こります。
下痢や発熱を伴う場合はすぐに受診しましょう。
異物の誤飲
ひもやおもちゃの一部などを飲み込むと、腸閉塞を起こすことがあります。
吐き続けて元気がない、食欲が落ちているときは危険信号です。
内臓疾患(腎臓・肝臓・甲状腺など)
高齢猫で多く見られる嘔吐の原因です。
腎臓病や甲状腺機能亢進症などは、血液検査で早期発見できます。
「最近よく吐く」「体重が減ってきた」と感じたら、一度健康チェックを受けてみましょう。
【3】病院に行くべきタイミング
次のような場合は、できるだけ早く動物病院を受診してください。
- 1日に何度も吐く、または数日続く
- 吐いたものに血や異物が混じる
- 食欲や元気がない、水も飲まない
- 下痢や発熱を伴う
- 子猫や高齢猫の嘔吐
これらは「様子見」で済ませると危険なことがあります。
診察の際には、いつ・何を・どのくらい吐いたかをメモしておくと、診断の助けになります。
【4】ご家庭でできるケアと予防
- 定期的なブラッシングで毛玉予防
- 食事量やスピードを調整
- フードの変更は少しずつ行う
- 定期健診で内臓疾患を早期発見
猫は我慢強い動物です。
「いつもと少し違うな」と感じたら、早めに相談することで重症化を防ぐことができます。
【まとめ】
猫が吐く原因はさまざまですが、繰り返す嘔吐や元気の低下は病気のサインかもしれません。
普段の様子をよく観察し、気になる症状があれば早めの受診をおすすめします。
当院でも、猫ちゃん一頭一頭の体調に合わせた丁寧な診察を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
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