🐾 犬猫の口臭が気になるときに考えられる病気

こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです。
「最近うちの子の口が臭う気がする…」そんなお悩みを感じたことはありませんか?
実は、犬や猫の口臭の多くはお口のトラブルや病気のサインです。
放っておくと悪化してしまうこともあるため、早めのチェックが大切です。


1.最も多い原因は「歯周病」

犬猫の口臭の原因で最も多いのが歯周病です。
歯垢(プラーク)に含まれる細菌が歯ぐきに炎症を起こし、進行すると歯を支える骨まで破壊してしまいます。
歯周病になると、

  • 口が臭う
  • よだれが増える
  • 歯ぐきが赤く腫れる
  • 硬いものを食べたがらない
    などの症状が見られます。

特に小型犬やシニア期の猫では発症しやすく、3歳以上の犬の約8割が歯周病といわれています。


2.口内炎や口腔内の腫瘍も原因に

猫では口内炎もよくみられる原因です。
慢性的な炎症が起きると、口の中が赤くただれ、強い痛みや悪臭を伴うことがあります。
また、口の中の腫瘍(がん)ができている場合も、腐敗臭のような口臭が出ることがあります。
この場合、見た目では気づきにくいことも多く、早期発見のためには定期的な口腔チェック
が欠かせません。


3.内臓の病気が関係していることも

口の中だけでなく、体の中の病気が原因で口臭が出ることもあります。
代表的なものとしては、

  • 腎臓病(アンモニア臭のような口臭)
  • 糖尿病(甘酸っぱいような匂い)
  • 消化器疾患(胃腸のトラブルによる悪臭)
    などが挙げられます。

特に高齢の犬猫で、食欲の低下や元気がないなどの症状が同時に見られる場合は、
内臓疾患のサインの可能性があります。


4.おうちでできる予防とケア

毎日の歯みがきが一番の予防法です。
いきなり歯ブラシを使うのが難しい場合は、ガーゼで慣らしたり、歯みがきシートやデンタルジェルを使うのもおすすめです。
また、デンタルガムや水に混ぜるタイプのデンタルケア製品も効果的です。

ただし、口臭が強く出ている場合は、
「歯石の蓄積」や「歯ぐきの炎症」が進行している可能性があるため、
**動物病院での歯科検診やスケーリング(歯石除去)**を検討しましょう。


5.まとめ

犬猫の口臭は、「少し臭うだけ」と軽視できないサインです。
歯周病をはじめ、口内炎や腫瘍、腎臓病など、さまざまな疾患の初期症状として現れることがあります。
定期的なデンタルケアと健康チェックで、いつまでも快適な生活を送れるようサポートしてあげましょう。


国分寺ハートアニマルクリニックは、歯科検診や口腔内トラブルの診療も行っています。
気になる口臭がある場合は、どうぞお気軽にご相談ください。

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