気温低下と関節の深い関係とは?寒い季節に気をつけたいポイント

こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです!

🧑‍⚕️はじめに

秋冬の冷え込みが強くなると、「最近歩き方がゆっくりしている」「お散歩の途中で止まってしまう」「ジャンプを嫌がるようになった」といったご相談が増えます。これらは、気温の低下が関節に影響を与えている可能性があります。

今回は、気温と関節の意外な関係、そしておうちでできるケアについてわかりやすくお伝えします。

🔍気温が下がると関節はどうなる?

① 筋肉や腱が硬くなりやすい

気温が下がると、筋肉・腱・靭帯などがこわばりやすくなります。体がスムーズに動きにくくなるため、動き出しの一歩が重く感じられ、特に朝やお散歩の最初に痛みが出やすくなります。

② 関節液が粘りやすくなる

関節の中には“潤滑油”の役割を持つ関節液があります。寒さによってこの関節液がやや粘りやすくなるため、関節の動きがスムーズでなくなり、違和感や痛みにつながります。

③ 血行が悪くなる

寒さは全身の血流を低下させます。血行が悪くなると、関節周囲の筋肉が固まりやすく、痛みを感じやすくなる原因になります。シニア期の子では特に影響が大きくなります。

⚠️こんな様子が見られたら注意

  • 立ち上がるのに時間がかかる
  • 階段やソファに乗りたがらない
  • お散歩の途中で止まる、歩きたがらない
  • 後ろ足が震える、ふらつく
  • 触ると嫌がる部分がある

これらの変化は、関節に負担がかかっているサインかもしれません。気温低下による一時的なもののこともあれば、関節炎や変形性関節症が隠れている場合もあります。

🏠おうちでできる関節ケア

① 室内を暖かく保つ

冷えは関節の大敵です。エアコンや暖房器具を活用して、室温を一定に保つことが大切です。特に朝方は冷え込みやすいため、タイマー設定もおすすめです。

② 滑りにくい床にする

フローリングは足腰に負担がかかりやすいため、滑り止めマットやカーペットを敷くと関節の負担軽減につながります。

③ 体を冷やさない寝床づくり

ベッドは床からの冷気の影響を受けやすい場所です。ふかふかのベッドや毛布を追加し、暖かく過ごせる環境を作ってあげましょう。

④ 適度な運動を続ける

「寒い日はあまり動かさないほうがよいのでは?」と思われがちですが、軽い運動は関節を健康に保つうえでとても大切です。短めの散歩を何回かに分ける方法も効果的です。

⑤ 体重管理も重要

体重が増えると関節への負担は大きくなります。冬は運動量が減りやすいため、食事量の調整やおやつ管理がポイントになります。

🏥こんなときは早めに相談を

  • 痛みが続いているように見える
  • 歩き方が明らかに不自然
  • 動くのを極端に嫌がる
  • 触ると鳴く・怒る

関節の痛みは進行する前に対処するほど改善しやすいです。気温が下がる季節は特に注意してあげましょう。

📝まとめ

寒い季節は、気温低下によって関節の動きが悪くなり、痛みや違和感が出やすくなります。室内環境の工夫や日々のケアで、愛犬・愛猫が快適に冬を過ごせるようサポートしてあげてください。気になるサインがあれば、お早めにご相談ください。

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