犬猫の便秘はフードが原因?食事と腸の深い関係

🧑‍⚕️便秘は病気だけが原因とは限らない

こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです!
犬や猫の便秘というと、病気を疑って不安になる方も多いと思います。しかし実際には、検査をしても大きな異常が見つからず、毎日の食事内容が影響しているケースも少なくありません。特に室内飼育が中心となった現在では、運動量の低下や水分摂取量の不足が起こりやすく、フードの内容が腸の動きに与える影響は以前より大きくなっています。

🫗フードと水分摂取量の関係

便秘と深く関係しているのが水分量です。ドライフードを主食にしている場合、どうしても体内に取り込まれる水分量が少なくなり、便が硬くなりやすい傾向があります。水分が不足すると、腸の中で便がスムーズに移動できず、排便までに時間がかかるようになります。特に高齢の犬や猫では、喉の渇きを感じにくくなり、水分不足が便秘につながりやすくなります。

水分不足が起こりやすい状況

  • ドライフードのみを与えている
  • 冬場で飲水量が減っている
  • 高齢になり自発的に水を飲まなくなっている

🧑‍⚕️食物繊維は多ければ良いわけではない

便秘対策として食物繊維を増やすことがありますが、必ずしも「多ければ良い」というわけではありません。食物繊維には種類があり、合っていないと便秘を悪化させることもあります。

不溶性食物繊維の注意点

不溶性食物繊維は便のかさを増やす働きがありますが、摂りすぎると便が硬くなり、かえって排出しにくくなることがあります。

可溶性食物繊維の役割

可溶性食物繊維は水分を含んで便を柔らかくし、腸の動きを助ける働きがあります。ただし、体質によっては合わない場合もあります。

💡フード変更時の注意点

便秘改善を目的にフードを変更する際は、急な切り替えは避けることが大切です。急にフードを変えると腸内環境が乱れ、便秘や下痢を起こすことがあります。数日から1週間ほどかけて、徐々に切り替えるようにしましょう。

⚠️フードだけで改善しない便秘もある

食事の見直しで改善する便秘もありますが、腸の動き自体が弱っている場合や慢性的な便秘では、フードだけでの改善が難しいこともあります。数日以上便が出ない、排便時につらそうな様子がある場合には、早めに体の状態を確認することが大切です。

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