【蚊が媒介する危険な寄生虫】犬のフィラリア症の症状と治療法🐶🦟

こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「フィラリアってよく聞くけど、どんな病気?」「うちは予防してないけど大丈夫かな…?」
そんな方のために、今回は犬のフィラリア症について解説します。

フィラリア症(犬糸状虫症)は、蚊に刺されることで感染する寄生虫病で、放置すると心臓や肺に重大な障害を引き起こす可能性があります。


フィラリア症の主な症状

元気がなくなる・疲れやすくなる
咳が出る・運動を嫌がるようになる
呼吸が荒くなる・苦しそうにする
食欲が落ちる・体重が減る
お腹に水がたまり膨らむ(腹水)
重度では失神や突然死のリスクも

📌 初期は無症状のことが多く、症状が出たときには病状が進行している場合があります。


感染のしくみ

・感染犬の血を吸った蚊がフィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)を取り込みます
・その蚊が別の犬を刺すことで、幼虫が体内に入り感染が成立します
・体内で数ヶ月かけて成長し、最終的には心臓や肺動脈に寄生して症状を引き起こします


治療法

① 成虫駆除治療(すでに感染している場合)

💡 心臓に寄生したフィラリアを薬で徐々に駆除
💡 急激な駆除による副作用(血栓症など)を防ぐため、慎重な治療計画が必要です
💡 重症例では外科的な除去を行うこともあります

② 支持療法・対症療法

💡 咳や呼吸困難がある場合は、利尿薬や気管支拡張薬などを併用
💡 体力が落ちている場合は栄養管理・安静管理も重要です


予防が何より大切!

予防薬の定期投与(毎月1回)
投薬開始前には血液検査で感染の有無を確認する必要があります

📌 予防薬は「感染を防ぐ」のではなく、「感染後の幼虫を駆除して発症を防ぐ」ものです。定期的な投薬が不可欠です。


まとめ

🐶 フィラリア症は蚊が媒介する危険な寄生虫病で、進行すると命に関わることもあります。
🐶 症状が出にくい初期のうちに発見・治療することが重要です。
🐶 最も効果的な対策は予防薬の定期投与!春から秋の間は忘れずに予防しましょう。

「うちの子は大丈夫」と思わず、毎年しっかりと検査と予防を続けましょう!🐾✨

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