猫の頻尿～原因と対処法～

こんにちは！国分寺ハートアニマルクリニックです。今日は猫の頻尿についてお話しします🐱

猫が頻繁にトイレに行く様子を見かけたことはありませんか？
頻尿は、軽い膀胱の刺激から重篤な病気までさまざまな原因で起こります。
特に猫は泌尿器系のトラブルが多い動物なので、放っておくと深刻な状態になることもあります。

今回は、猫の頻尿の原因として考えられる疾患をいくつかご紹介します。

猫の頻尿の原因

膀胱炎

• 細菌性膀胱炎：細菌感染が原因で膀胱が炎症を起こし、頻尿や血尿の症状が現れます。
• 特発性膀胱炎：細菌が関与しない膀胱炎で、ストレスが大きく関係していると考えられています。特に室内飼いの猫に多く見られます。

尿路結石・尿道閉塞

ストルバイト結石、シュウ酸カルシウム結石などが尿路に詰まると、頻尿や排尿困難が起こります。尿が完全に出なくなると命に関わるため、早急な治療が必要です。

腎臓病

慢性腎臓病の初期症状として、頻尿や多飲が見られることがあります。腎機能の低下は高齢猫に多いため、注意が必要です。

糖尿病

血糖値が高くなると体が水分を排出しようとするため、頻尿や多飲の症状が現れます。食欲増加や体重減少も伴うことが多いです。

ストレス

猫は環境の変化に敏感で、引っ越しや新しい家族（ペット・人）が増えることでストレスを感じ、頻尿を引き起こすことがあります。

頻尿の対処法

頻尿の症状が見られたら、まずは猫の様子を観察しましょう。
血尿がある、トイレでうずくまるが尿が出ていない、何度もトイレに行くなどの症状があれば、すぐに動物病院を受診することをおすすめします。

また、普段からストレスを減らす工夫や、適切な食事管理を行うことが予防につながります。
特に水分摂取を意識し、泌尿器系の健康を守るようにしましょう。

まとめ

猫の頻尿は単なるトイレの回数増加だけではなく、深刻な病気のサインである可能性があります。
特に血尿や排尿困難の症状が見られる場合は、早めに動物病院を受診することが大切です。日頃から愛猫のトイレ習慣をチェックし、健康管理に努めましょう。

何か気になる症状がありましたら、お気軽にご相談くださいね🐾

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