【命に関わる病気】猫の子宮蓄膿症の症状と治療法🐱⚠️
kokubunji_adminこんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「避妊手術をしていないメス猫が、最近元気がない」「陰部から膿のようなものが出ている」
そんな症状がある場合、子宮蓄膿症（しきゅうちくのうしょう）の可能性があります。
子宮蓄膿症は、細菌感染により子宮内に膿がたまる病気で、命に関わる重大な疾患です。
特に避妊していない中高齢の猫に多く見られます。
子宮蓄膿症の主な症状
✅ 元気や食欲がなくなる
✅ 発熱・嘔吐・下痢が見られることもある
✅ 陰部から膿のような分泌物が出る（開放型）
✅ お腹が膨らんでくる（閉鎖型）
✅ 多飲多尿（飲水量・尿量が増える）
✅ 頻繁に陰部をなめる・落ち着きがない
📌 「閉鎖型」では膿が体外に出ないため、症状に気づきにくく、急激に悪化することがあります。
治療法
① 外科的治療（子宮・卵巣の摘出手術）
💡 根本的な治療は、感染した子宮と卵巣を摘出する手術です
💡 全身状態が安定していれば、速やかに手術を実施します
💡 手術後は点滴や抗生剤投与で回復をサポートします
② 内科的治療（限定的な選択）
💡 繁殖を希望する場合や高齢・持病などで手術が困難な場合、内科治療を選ぶこともあります
💡 抗生剤や子宮収縮剤を用いますが、再発や効果不十分なことが多いため注意が必要です
予防法
・避妊手術を受けることが最も確実な予防法です
・若いうち（初回発情前〜2回目発情まで）に避妊手術を行うのが望ましいです
まとめ
🐱 子宮蓄膿症は、避妊していないメス猫に起こる命に関わる病気です。
🐱 「陰部からの膿」「元気や食欲の低下」「お腹の膨らみ」などの症状が見られたら早急に受診を。
🐱 早期発見・早期治療、そして予防のための避妊手術が大切です。
大切な愛猫の命を守るために、日頃から体調の変化を見逃さないようにしましょう！🐾✨
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