【夏に急増!犬の皮膚トラブル】原因・予防法と好発犬種について

こんにちは、国分寺ハートアニマルクリニックです!
湿気や気温が高くなる夏は、ワンちゃんの皮膚トラブルが非常に多くなる季節です。特に「かゆみ」「赤み」「湿疹」「体臭」など、皮膚に関するお悩みでの来院が増えています。

今回は、夏に注意したい皮膚疾患と、特に注意が必要な犬種、そしてご家庭でできる予防策についてご紹介します。


夏に多い犬の皮膚疾患とは?

① 湿性皮膚炎(ホットスポット)
急速に進行する皮膚炎で、赤くただれてジュクジュクし、ワンちゃんが激しくかゆがります。蒸し暑さや水分のふき残しなどが原因で細菌が繁殖して発症します。

② アレルギー性皮膚炎
食物アレルギー、ノミアレルギー、環境アレルギー(ハウスダスト・花粉・カビなど)によって皮膚が炎症を起こします。夏は環境要因が増え、症状が出やすくなります。

③ マラセチア性皮膚炎
皮脂が増えやすいこの時期に、常在菌の「マラセチア」が過剰に繁殖することで起きる皮膚炎です。ベタつき・悪臭・かゆみが特徴です。


🐶好発犬種と体質的な傾向

皮膚疾患には、かかりやすい犬種や体質の傾向があります。

シーズー、マルチーズ、トイプードル

毛が密で通気性が悪く、皮脂が多いためマラセチアや膿皮症になりやすい傾向があります。

柴犬、フレンチブルドッグ

アレルギー性皮膚炎が多く、湿度や気温の変化に敏感です。皮膚が乾燥しやすくバリア機能が弱いのも特徴です。

ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー

皮膚が厚くて湿気がこもりやすく、湿性皮膚炎(ホットスポット)が起きやすい犬種です。水遊び後の乾燥不足も原因になります。


🏠ご家庭でできる予防対策

シャンプーと乾燥をしっかりと

月1~2回のシャンプーで皮膚を清潔に保ちましょう。洗った後はドライヤーでしっかり乾かし、湿気を残さないように。

室内環境を快適に

エアコンや除湿器を使って室温・湿度を調整。通気性のよいマットやベッドの使用もおすすめです。

毎日のスキンチェック

ブラッシングしながら皮膚の赤み・かさぶた・脱毛などがないか確認しましょう。早期発見が重症化を防ぎます。


⚠こんな症状があれば要注意!

  • 体をかきむしる・なめる・噛む
  • 赤みや湿疹、脱毛がある
  • 湿った臭いやベタつきがある
  • 耳をかゆがったり、頭を振る

皮膚のトラブルは我慢強い子ほど見過ごされがちですが、悪化すると治療が長引きます。気になるサインがあれば早めに受診を。


おわりに

犬の皮膚は人間よりも敏感で、季節の変化にとても影響を受けやすいものです。特に体質や犬種によりリスクも異なるため、愛犬に合ったスキンケアを心がけましょう。
皮膚トラブルに不安を感じたら、お気軽に当院までご相談ください。

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