【犬の手作り食】を与えるときの注意点|健康を守る5つのポイント
こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「愛犬に安全で美味しいものを食べさせたい」と、手作り食を検討する飼い主さんは増えています。
しかし、犬は人間とは必要な栄養バランスが異なるため、注意点を知らずに与えると思わぬ健康被害が出ることも。
ここでは、犬に手作りごはんを与える際に気をつけたいポイントを詳しく解説します。
1. 犬に必要な栄養バランスを理解する
● 犬と人間の栄養バランスの違い
犬は雑食性ですが、たんぱく質(特に動物性)を多く必要とします。
人間のように炭水化物中心だと筋肉が落ちやすくなります。
▷ 目安の栄養割合
- たんぱく質:30〜50%
- 脂質:20〜30%
- 炭水化物:20〜30%
あくまで目安なので、犬種や年齢、運動量で変わります。
● カルシウム不足に注意
肉だけを与えるとカルシウム不足になり、骨が弱くなることがあります。
骨粉やサプリメントで調整する方法もありますが、自己判断ではなく専門家に相談しましょう。
2. 与えてはいけない食材をしっかり知る
● 中毒を起こす危険な食材
▷ 代表例
- 玉ねぎ・ネギ・ニラ(赤血球を壊す)
- チョコレート(カカオのテオブロミン)
- ぶどう・レーズン(腎障害)
- キシリトール(低血糖)
● 味付け・加工食品もNG
人間用の濃い味付けは犬の腎臓に負担をかけます。
ハム・ソーセージ・お菓子は塩分や脂肪が多いので控えましょう。
3. 調理や与え方のポイント
● 食材の処理と調理
▷ 加熱を基本に
寄生虫や細菌(サルモネラ・カンピロバクター)予防のため、初心者は必ず加熱調理から始めると安心です。
● 食べやすい形状にする
消化しやすいよう小さく切り、骨は必ず取り除きます。
特に鶏の骨は裂けて鋭利になりやすく危険です。
4. 切り替えは少しずつ・様子を観察
● 急に変えない
ドライフードからいきなり手作り食に替えると、下痢や嘔吐を起こしやすいです。
1週間以上かけて少しずつ切り替えましょう。
● 食後のチェックポイント
▷ 体調のサイン
- 便が柔らかい・下痢
- 嘔吐が続く
- 体重が急に減る
こんなときは早めに獣医師へ相談を。
5. 不安なときは獣医師や栄養士に相談を
「何をどれだけあげたらいいの?」「サプリは必要?」
そんな疑問はプロに相談するのが一番です。
当院でも手作り食のレシピ相談や健康診断を承っていますので、気軽にご相談ください。
まとめ|手作り食は正しい知識で楽しく
犬の手作り食は愛情いっぱいの選択肢です。ただし誤った方法では愛犬の健康を損ねる危険も。
今回のポイントを守って、無理なく安全に手作り食ライフを楽しみましょう。
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