【犬の頻尿:考えられる原因と受診の目安】
こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです!
愛犬がおしっこを何度もしたがる、少量ずつしか出ないといった「頻尿」の症状は、飼い主さまにとって気になるサインのひとつです。単なる癖や水の飲みすぎに見えることもありますが、泌尿器の病気や全身の病気が関わっていることも少なくありません。ここでは犬の頻尿の原因と、受診の目安について解説します。
1. 泌尿器のトラブル
1-1. 膀胱炎
最も多い原因のひとつで、細菌感染によって膀胱の粘膜が炎症を起こします。少量ずつ頻繁に尿を出そうとし、時に血尿が混じることもあります。
1-2. 尿道結石・膀胱結石
結石が尿道や膀胱にできると、尿の通りが悪くなり、何度もトイレに行くようになります。完全に詰まると命に関わるため、特に注意が必要です。
1-3. 腫瘍やポリープ
膀胱や尿道の腫瘍によって尿がスムーズに出なくなることもあります。高齢犬では検査が必要なケースです。
2. 内科的な病気
2-1. 腎臓病
腎機能が低下すると体内の水分バランスが崩れ、尿量や排尿回数に異常が出ることがあります。
2-2. ホルモン疾患
糖尿病や副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)では多飲多尿が特徴で、頻尿の症状が現れることがあります。
3. その他の原因
3-1. 行動的な要因
不安やストレスによってマーキング行動が増える場合もあります。病気ではなく心理的要因の場合もあるため、生活環境の見直しが必要です。
3-2. 老化に伴う変化
シニア期になると膀胱の筋力が弱まり、尿を溜められずに頻尿になることもあります。
4. 受診を検討すべき症状
- 血尿が出ている
- おしっこをしようとしても出ていない
- 頻繁にトイレに行くが少量しか出ない
- 元気や食欲が落ちている
- 急に水を大量に飲むようになった
これらの症状は病気の可能性が高く、早めの受診が必要です。特にまったく尿が出ない状態は緊急事態なので、すぐに動物病院にご連絡ください。
まとめ
犬の頻尿には、膀胱炎や結石といった泌尿器疾患から、腎臓病やホルモン異常まで多くの原因が関わります。軽く見られがちな症状ですが、早期に対応することで愛犬の健康を守ることができます。気になる様子があれば、自己判断せずに動物病院へご相談ください。
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