【猫の品種別に注意!】代表的な好発疾患とその対策
こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです!
猫には品種ごとにかかりやすい病気があり、遺伝的な体質や体の構造が影響することがあります。今回は代表的な猫種と、それぞれに見られる好発疾患をご紹介します。品種特有のリスクを知ることで、早期発見や予防に役立てましょう。
メインクーン
肥大型心筋症(HCM)
心臓の筋肉が厚くなり、血液を十分に送り出せなくなる病気です。遺伝性の要因が強く、症状が進行すると呼吸困難や突然死のリスクもあります。
対策:若いうちからの定期的な心エコー検査が推奨されます。
ペルシャ・ヒマラヤン
多発性嚢胞腎(PKD)
腎臓に多数の嚢胞ができ、腎機能が徐々に低下する遺伝性疾患です。無症状のまま進行することがあり、早期発見が重要です。
対策:遺伝子検査や腹部エコー検査によるスクリーニング。
スコティッシュフォールド
骨軟骨異形成症
折れ耳に関与する遺伝子が、骨や軟骨の異常を引き起こすことがあります。重度の場合、歩行困難や慢性的な痛みを伴います。
対策:折れ耳同士の交配は避け、関節への負担を軽減する生活を心がけます。
アメリカンショートヘア
肥満・糖尿病
活動量が少なくなりがちな傾向があり、太りやすい体質です。肥満が進むと糖尿病や関節炎などの二次的疾患につながります。
対策:食事管理と定期的な体重測定、日常的な運動の工夫が大切です。
シャム・オリエンタル系
進行性網膜萎縮(PRA)
網膜の細胞が徐々に壊れていき、視力が失われていく遺伝性疾患です。初期は夜間の視力低下が見られ、進行すると完全失明に至ることもあります。
対策:遺伝子検査の活用と、日常生活での視覚異常の早期発見。
ノルウェージャンフォレストキャット
毛球症・関節疾患
長毛で被毛の手入れが大変なため、毛玉(毛球)による嘔吐や腸閉塞を起こすことがあります。また、骨太な体型ゆえに関節にも負担がかかりやすいです。
対策:こまめなブラッシングと適度な運動管理が有効です。
まとめ
猫の品種によって、かかりやすい病気は異なります。大切な愛猫の健康を守るためには、品種特有のリスクを理解し、予防と早期発見に努めることが重要です。当院では品種ごとの定期健診やご相談も受け付けておりますので、気になることがあればお気軽にご来院ください。
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