【猫の品種別に見る注意したい病気】
こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
今回は猫の品種ごとに見られやすい病気についてご紹介します。猫にもそれぞれの品種特有の体質があり、かかりやすい病気も異なります。飼っている猫種の特徴を知ることで、早期発見や予防につながります。
🐱ペルシャ・ヒマラヤン・エキゾチックショートヘア
好発疾患:多発性嚢胞腎(PKD)
これらの猫は、遺伝性の腎臓疾患「多発性嚢胞腎」にかかりやすいとされています。腎臓に嚢胞が多数でき、腎機能が低下していく病気です。
対策:若いうちからの定期的なエコー検査と、腎臓に負担をかけない食事管理が大切です。
🐱メインクーン
好発疾患:肥大型心筋症(HCM)
メインクーンは大型猫で心筋が厚くなる「肥大型心筋症」がよく見られます。進行すると心不全を引き起こすこともあります。
対策:心臓の定期検診(心エコー)を行い、症状が出る前の発見が重要です。
🐱アビシニアン・ソマリ
好発疾患:ピルビン酸キナーゼ欠損症(PK欠損症)
赤血球の寿命が短くなる遺伝病で、慢性的な貧血を起こします。
対策:遺伝子検査で保因を確認することができ、繁殖時の注意も必要です。
🐱スコティッシュフォールド
好発疾患:骨軟骨異形成症
折れ耳の遺伝子が原因で、骨や関節の異常(関節炎や痛み)を引き起こすことがあります。特に両親ともに折れ耳の場合、重度になりやすいです。
対策:ジャンプを避けた生活環境の工夫と、関節の定期チェックが推奨されます。
🐱シャム・オリエンタル系
好発疾患:気管支炎・喘息、リンパ腫
シャム系は呼吸器やリンパ系の疾患が多いとされています。慢性の咳や呼吸困難、体重減少などが見られたら注意が必要です。
対策:早めの診察と、空気の質を保つ室内環境作りが役立ちます。
ノルウェージャンフォレストキャット
好発疾患:グリコーゲン貯蔵病IV型(GSD IV)
まれですが致死性の遺伝病で、筋肉や神経系に影響を及ぼします。
対策:繁殖前の遺伝子検査が最も重要な予防手段です。
📝まとめ
猫は見た目だけでなく、内面的な体質にも品種ごとの特徴があります。猫の健康を守るには、病気の傾向を知っておくことがとても大切です。当院では猫種ごとの健康相談や遺伝病に関する検査のご相談も承っています。気になる症状があれば、早めの受診をおすすめします。
LINE友だち追加で診察予約・最新情報がチェックできます!!
国分寺、小平、小金井周辺にお住まいの飼い主様
定期的な健康チェックから心臓病、歯のお悩みまで、気になることがございましたらご相談ください。
大切なペットが元気に過ごせるよう、スタッフ一同サポートいたします
--------------------------------------------------------------------
国分寺ハートアニマルクリニック
東京都国分寺市本多3-3-5プラザ明和1階
042-316-8631
--------------------------------------------------------------------