【知っておきたい】犬の生殖器疾患とそのサイン

こんにちは、国分寺ハートアニマルクリニックです。
今回は、意外と気づきにくい「犬の生殖器疾患」についてお話します。
去勢・避妊手術をしていないワンちゃんはもちろん、手術済みでも注意が必要な病気があります。大切な家族の健康を守るために、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

♂オス犬に多い生殖器の病気

● 前立腺肥大

中高齢のオス犬によく見られる病気です。前立腺が腫れることで、排尿や排便がしにくくなったり、血尿が出たりすることがあります。去勢手術をすることで予防・改善が期待できます。

● 会陰ヘルニア

肛門周囲の筋肉が弱くなることで、腸や膀胱などが飛び出してしまう病気です。お腹が張ったり、排便が困難になることがあります。こちらも去勢していない中高齢のオス犬に多く見られます。

♀メス犬に多い生殖器の病気

● 子宮蓄膿症

子宮に膿が溜まる病気で、避妊していない中高齢のメス犬に多く発生します。元気や食欲がなくなり、お水をたくさん飲む、陰部から膿のような分泌物が出る、といった症状が見られたら要注意です。放置すると命に関わるため、早期発見・治療が重要です。

● 乳腺腫瘍

避妊手術をしていないメス犬に多く、悪性(乳がん)の場合もあります。初回発情前に避妊手術を行うことで、発生率を大きく下げられます。

⚠こんなサインが見られたらご注意ください

  • 排尿・排便がしにくそう
  • 陰部をしきりに舐める
  • 出血や膿のような分泌物が出る
  • お腹が張っている
  • 水をよく飲む、元気がない

これらの症状は生殖器疾患に限らず、他の重大な病気のサインである場合もあります。

📝まとめ 〜早期発見・予防が大切です〜

生殖器の病気は進行してしまうと手術や長期治療が必要になるケースが多く、愛犬への負担も大きくなります。また、去勢・避妊手術は単に子どもを作らないためだけでなく、これらの病気を予防する大切な手段です。

「年齢的にそろそろ心配」「最近少し様子が変かも」と思ったら、お早めに当院までご相談ください。
国分寺ハートアニマルクリニックでは、ワンちゃんの健康を守るための定期健診も行っております。お気軽にご来院くださいね。

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