【見えないところで進行する!】犬の歯根炎の症状と治療法

こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「なんだか口の周りが腫れている…」「鼻水が片側だけ出ている」
そんな症状があったら、歯根炎(しこんえん)の可能性があります。

歯根炎は、歯の根っこ(歯根)に細菌が感染し、炎症や膿がたまってしまう病気です。
進行すると痛みや顔の腫れ、鼻腔や目の症状にもつながることがあります。 今回は、犬の歯根炎の主な症状と治療法をご紹介します。


犬の歯根炎の主な症状

食べにくそうにする・ごはんを残す
口の周りや頬が腫れている
片側の鼻から鼻水や膿が出る(膿性鼻汁)
目の下に穴が開いて膿が出る(瘻管:ろうかん)
口臭がきつくなる
口を触られるのを嫌がる・痛がる

📌 症状が進行するまで気づきにくいため、日頃からの観察が大切です。


歯根炎の原因

重度の歯周病(歯垢や歯石による歯肉の炎症の悪化)
歯の破折(硬いものを噛んで歯が折れた)
乳歯遺残や不正咬合による歯の異常な摩耗


治療法

歯根炎は自然治癒しないため、病院での処置が必要です。

① 抜歯処置

💡 感染した歯を抜き、炎症の原因を取り除くのが一般的です
💡 抜歯は全身麻酔下で行います
💡 瘻管や膿の排出がある場合、同時に洗浄や縫合処置を行います

② 抗生物質の投与

💡 細菌感染を抑えるため、内服薬を併用します
💡 膿が多い・腫れが強い場合には、事前に投薬して炎症を抑えることも

③ レントゲン検査・口腔内検査

💡 レントゲンで歯根の状態を確認し、治療計画を立てます
💡 他の歯にも歯周病や破折がないかチェックします


まとめ

🐶 犬の歯根炎は、歯の根元に膿がたまることで、痛みや顔の腫れ、鼻水などを引き起こす病気です。
🐶 食べにくそう・頬が腫れている・片方の鼻水が続くなどの症状があれば要注意!
🐶 早期に治療を行うことで、症状の悪化や再発を防ぐことができます。

愛犬の口腔内の健康を守るために、定期的な歯科チェックと日頃の観察を大切にしましょう!🐾✨

LINE友だち追加で診察予約・最新情報がチェックできます!!
友だち追加
国分寺、小平、小金井周辺にお住まいの飼い主様
定期的な健康チェックから心臓病、歯のお悩みまで、気になることがございましたらご相談ください。
大切なペットが元気に過ごせるよう、スタッフ一同サポートいたします

--------------------------------------------------------------------

国分寺ハートアニマルクリニック
東京都国分寺市本多3-3-5プラザ明和1階
042-316-8631

--------------------------------------------------------------------