シニア猫の健康管理について
こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです。
猫は7歳頃から「シニア期」と呼ばれ、少しずつ体に変化が現れてきます。人間と同じように、年齢を重ねることで病気のリスクが増え、生活習慣や食事管理も重要になります。今回は、シニア猫に多い病気や健康管理のポイントについてご紹介します。
🐱シニア猫に多い病気
腎臓病
猫の代表的な病気で、加齢とともに発症率が高まります。初期は症状が分かりにくいですが、進行すると飲水量や尿量の増加、体重減少などが見られます。定期的な血液検査や尿検査で早期発見が大切です。
甲状腺機能亢進症
中高齢の猫に多い内分泌疾患で、食欲旺盛なのに体重が減る、落ち着きがなくなるといった症状が特徴です。治療は投薬や食事療法でコントロールします。
糖尿病
肥満傾向の猫に増えている病気です。多飲多尿や体重減少が見られ、進行するとインスリン注射が必要になることもあります。
関節疾患
高齢になると関節が硬くなり、ジャンプや高い場所への移動を避けるようになります。痛みで活動量が減り、さらに肥満が進む悪循環に陥ることもあります。
💡日常生活で気をつけたいこと
食事管理
- シニア用フードに切り替え、栄養バランスを見直す
- 腎臓に配慮した療法食が必要なケースもある
- おやつやカロリー過多に注意
運動と環境
- 適度に体を動かせる遊びを取り入れる
- 高い場所へ登りやすいようステップやスロープを設置
- 静かで安心できる寝床を整える
健康チェック
- 飲水量や尿量の変化
- 食欲や体重の推移
- 被毛や皮膚の状態
- 行動の変化(夜鳴きや落ち着きのなさなど)
少しの変化が病気のサインかもしれません。飼い主さんの観察がとても大切です。
🧑⚕️定期健診の重要性
シニア期に入ったら、年1〜2回の健康診断をおすすめします。血液検査や尿検査、エコー検査などで早期発見できれば、治療の選択肢も広がり、進行を抑えることが可能です。特に腎臓病や甲状腺疾患は早期対応が寿命に直結します。
📝まとめ
猫は年齢を隠すのが上手で、気づいた時には病気が進行していることも少なくありません。シニア期に入ったら、日々の観察と定期健診で健康状態をしっかり把握していくことが大切です。
大切な家族である愛猫が快適に長生きできるよう、気になることがあればぜひ当院までご相談ください。
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