何度もトイレに行く…猫の大腸性下痢の症状と治療法
こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「最近、何度もトイレに行ってる」「少しずつしか出ていない」――そんな猫ちゃんの様子、大腸性の下痢が原因かもしれません。
下痢には小腸性と大腸性の2つのタイプがありますが、
大腸性下痢は「回数が多い」「便に粘液や血が混じる」「いきむ」といった特徴があります。
一見軽く見えても、慢性化すると猫の体力に影響するため、早期の対処が大切です。
🐱大腸性下痢で見られる主な症状
- トイレに頻繁に行く(1日に何度も排便しようとする)
- 少量ずつの下痢便が何度も出る
- ゼリー状の粘液が混じる
- 便に血が混じる(鮮血)
- 排便時にいきむ・鳴く
- 食欲や元気がやや落ちていることも
※症状が長引く場合は、腸炎だけでなく**寄生虫や腫瘍、炎症性疾患(IBD)**などの可能性も考慮されます。
🩺主な原因と治療法
🔹 食事の変化・不適切な食事
突然のフード変更や脂質・繊維バランスの乱れで腸内環境が乱れます。
▶ 治療法
・食事内容の見直し(消化器サポート食、繊維調整食)
・整腸剤の使用
🔹 寄生虫(ジアルジア、トリコモナスなど)
猫に多い原虫による感染症も、大腸性下痢の原因となります。
▶ 治療法
・糞便検査で寄生虫の確認
・駆虫薬の内服投与
🔹 細菌・ウイルス感染
サルモネラやカンピロバクター、猫汎白血球減少症などが関与する場合もあります。
▶ 治療法
・抗生物質や点滴治療
・感染症の場合は隔離と予防が重要
🔹 炎症性腸疾患(IBD)
慢性的な大腸の炎症が続く病気で、下痢が長期化します。
▶ 治療法
・ステロイドや免疫抑制薬
・アレルギー対策用療法食との併用管理
📝まとめ
大腸性下痢は、便の回数が多く、血や粘液が混じるのが特徴的です。
「トイレの回数が増えた」「いきんでいるのにあまり出ていない」そんな変化があれば、
自己判断せず、できるだけ早めに動物病院での検査と治療を受けましょう。
腸のトラブルは、猫ちゃんの生活の質に大きく関わります。
しっかり原因を見極め、適切な対応で快適な毎日を取り戻してあげましょう🐾✨
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