元気がない…それ、肝臓が原因かもしれません
こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「最近ごはんを食べない」「なんとなく元気がない」そんな猫ちゃんの不調、肝臓の病気=肝炎が関係しているかもしれません。
肝炎とは、肝臓に炎症が起きている状態を指し、急性・慢性のどちらも存在します。
症状が出にくいことも多いため、気づいた時には進行しているケースも少なくありません。
🐱こんな症状が見られたら注意!
猫の肝炎では以下のような症状が現れることがあります。
どれも一見「元気がないだけ」に見えますが、放置は禁物です。
- 食欲が落ちる
- 嘔吐・下痢を繰り返す
- 体重が減ってきた
- 元気がなく寝てばかりいる
- 被毛がぼさぼさしている
- 黄疸(耳や目の白目部分、皮膚が黄色っぽく見える)
※慢性肝炎では、症状が非常に緩やかに進行することもあります。
🩺考えられる主な原因と治療法
🔹 感染性(細菌・ウイルス)
- 胆管炎や肝炎ウイルスなどによる肝臓の感染
▶ 治療法:抗生物質、点滴、保護剤で肝機能をサポート
🔹 炎症性疾患(胆管肝炎、IBD関連など)
- 胆管と肝臓が一緒に炎症を起こす「胆管肝炎」が猫に多い
▶ 治療法:抗生物質、ステロイド、食事療法を組み合わせて対応
🔹 中毒性(薬物、植物など)
- アセトアミノフェン(人間用の鎮痛剤)やユリ科植物などの誤食による肝障害
▶ 治療法:原因物質の特定と除去、解毒処置と肝保護薬の使用
🔹 腫瘍性疾患(肝臓腫瘍)
- 肝臓自体にできる腫瘍、もしくは転移性の腫瘍が原因の場合も
▶ 治療法:手術や抗がん剤治療、対症療法を検討
🔬検査と診断方法
- 血液検査(ALT・AST・ALP・総ビリルビンなど)
- 超音波検査(肝臓の大きさ・形・腫瘤の有無)
- 必要に応じて肝生検(組織検査)を行うことも
📝まとめ
猫の肝炎は、早期の治療と継続的なケアが重要な病気です。
「なんとなく元気がない」「ごはんを食べない」が続いているときは、
見えない内臓の不調(特に肝臓)を疑って、早めに動物病院で検査を受けましょう。
肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれます。症状が出たときには進行していることも少なくありません。
猫ちゃんの健康を守るため、ぜひ日々の小さな変化を見逃さないようにしましょう🐾✨
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