冬に増える犬猫の呼吸器トラブルに注意!寒暖差と乾燥が原因かも?

こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです。
寒くなる季節は、人だけでなく犬や猫の体にもさまざまな影響を与えます。
特に「呼吸器」に関するトラブルは、冬に多く見られる症状のひとつです。
今回は、冬に増える犬猫の呼吸器トラブルと、ご家庭でできる予防のポイントをお伝えします。


🧑‍⚕️冬に呼吸器トラブルが増える理由

冬は空気が乾燥し、気温の変化も大きい季節です。
この「乾燥」と「寒暖差」が、犬や猫の気道を刺激し、炎症を起こしやすくします。
また、暖房の効いた室内と外気の温度差が激しいと、粘膜が弱まりウイルスや細菌に感染しやすくなることもあります。


⚠️犬に多い呼吸器トラブル

気管支炎・気管虚脱

冬は冷たい空気が気管を刺激し、咳が出やすくなります。
特にマルチーズやチワワなどの小型犬は、気管が細く、気管虚脱を起こしやすい傾向があります。
散歩時に冷たい空気を直接吸い込むことで、症状が悪化することもあります。

咳のサインに注意

・「カハッ」「ゲホゲホ」といった乾いた咳が続く
・夜や朝方など、気温の低い時間に咳が出る
・興奮時や抱き上げたときに咳が出る
こうした場合は、早めに診察を受けるようにしましょう。


😿猫に多い呼吸器トラブル

猫風邪(ウイルス性上部気道炎)

冬になると、猫風邪(ヘルペスウイルス・カリシウイルス感染症)が増えます。
寒さや乾燥で免疫力が落ちると、ウイルスが再活性化し、くしゃみや鼻水、目やになどの症状が出ます。
多頭飼育や保護猫出身の子は特に注意が必要です。

アレルギー性鼻炎・気管支炎

ハウスダストや暖房による乾燥が原因で、アレルギー性の鼻炎を起こすこともあります。
鼻づまりが長引いたり、くしゃみが続いたりする場合は、早めの受診をおすすめします。


🏠ご家庭でできる予防とケア

室温と湿度の管理

・室温は20〜25℃、湿度は40〜60%を目安に保ちましょう。
・加湿器の使用や濡れタオルを干すことで乾燥対策ができます。

散歩や生活環境の工夫

・寒い時間帯の散歩を避け、冷たい空気を吸い込みすぎないように注意。
・室内ではエアコンの風が直接当たらないようにしましょう。
・猫の場合は、暖かく静かな場所を用意してあげると安心です。

早めの受診が大切

咳やくしゃみが続いたり、呼吸が速い・苦しそうと感じたら、早めに動物病院にご相談ください。
特にシニアの子や、心臓・気管・腎臓などに持病がある場合は注意が必要です。


📝まとめ

冬の呼吸器トラブルは、乾燥や寒暖差といった環境が大きく関係しています。
日常の中で少し意識をすることで、症状を防げるケースも多くあります。
暖かく快適な環境を整え、愛犬・愛猫が元気に冬を過ごせるようにしてあげましょう。

LINE友だち追加で診察予約・最新情報がチェックできます!!
友だち追加
国分寺、小平、小金井周辺にお住まいの飼い主様
定期的な健康チェックから心臓病、歯のお悩みまで、気になることがございましたらご相談ください。
大切なペットが元気に過ごせるよう、スタッフ一同サポートいたします

--------------------------------------------------------------------

国分寺ハートアニマルクリニック
東京都国分寺市本多3-3-5プラザ明和1階
042-316-8631

--------------------------------------------------------------------