季節ごとに気をつけたい!犬・猫の水分摂取のポイント
はじめに
こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです!
季節が変わると、人と同じように犬や猫の水を飲む量も変化します。
水分は体の約60%を占め、健康を維持するために欠かせない存在。
飲む量が減ったり、必要以上に水分が失われたりすると、脱水をはじめとしたトラブルにつながることがあります。
今回は、春・夏・秋・冬それぞれの季節で気をつけたい水分摂取のポイントをご紹介します。
季節によって変わる水分摂取の必要性
脱水が起きると何が困る?
- 体温調整ができなくなる
- 血液がドロドロして臓器に負担
- 腎臓病など既往症が悪化しやすい
特に猫は元々水をあまり飲まない動物のため、注意度が高めです。
春と秋:気温差に伴う“油断大敵シーズン”
気候が良く、飼い主さん自身が飲水管理を忘れがちな季節。
また、寒暖差ストレスで体調を崩す子も少なくありません。
ポイント
- 室温の上下に注意し、換気や温度管理を丁寧に
- 散歩や運動量が増える日は、外出後に必ず水を
春は花粉症や皮膚トラブル、秋は換毛期で体力を使うため、水分補給をいつもより意識してあげましょう。
夏:熱中症対策は「飲ませる工夫」がカギ
暑い季節は水分ロスが加速。
気づかぬうちに脱水が進むこともあります。
実践したい工夫
- 常温〜少し冷たい水を複数の場所に置く
- 散歩は日中を避け、外出時は給水ボトルを携帯
- ウェットフードや手作りスープを活用
(塩分は入れないのが鉄則!)
特に短頭種(フレンチブル、パグ)、長毛種の猫やシニアは、熱がこもりやすいので要注意です。
冬:飲水量が落ちる“隠れ脱水シーズン”
暖房で室内が乾燥しやすく、体の水分が知らず知らずのうちに奪われます。
減る理由
- 水が冷たくて飲みたがらない
- 活動量が下がり、のどの渇きに気づきにくい
対策
- ぬるま湯(35℃前後)が好まれやすい
- 加湿器や室内干しで湿度UP
- 給水器を清潔にキープ(菌繁殖対策)
ストーブ前など暖かい場所は、快適ですが乾燥の罠が潜んでいます。
いつでも使える!水分アップのアイデア集
🍽️フードで水分を補う
- ウェットフード
- ドライフードにぬるま湯を混ぜる
特に猫は“流れる水”が好きな子も多いので、
循環式給水器が救世主になることも。
🍹味や形の工夫
- 動物用ミルクで風味を出す
- 器の高さや形、場所を変える
→「トイレの近くはイヤ」な子もいます
「飲まない」の理由は、意外にも容器の好みだったりするのです。
シニア・持病のある子は特に注意を
腎臓病や心臓病の子は、
ちょっとした脱水が大きな悪化につながる場合があります。
- おしっこの回数が減った
- 皮膚をつまんでも戻りが遅い
- ぐったりしている
これらが見られたら、すぐ動物病院へ。
「いつもと違う」が重要なサインです。
まとめ
- 季節で水分摂取量は大きく変わる
- 夏は熱中症、冬は隠れ脱水に注意
- 工夫次第で飲水量はぐっと増やせる
- シニアや持病のある子は観察をしっかりと
水を飲むというシンプルな行動。
だけど、その一杯は大切な命を守る一杯です。
季節ごとにちょっと気にかけてあげるだけで、
ワンちゃん・ネコちゃんの元気はずっと続きます。
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