最近お散歩を嫌がる…― 犬の関節炎の症状と治療法 ―
こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「階段を嫌がるようになった」「前よりゆっくりしか歩かない」
そんな変化に気づいたら、それは関節炎による痛みのサインかもしれません。
犬の関節炎は、関節の軟骨がすり減り、炎症や痛みが生じる病気です。特に中高齢の犬や大型犬でよく見られますが、小型犬や若い犬でも外傷や体重増加などがきっかけで発症することもあります。
今回は、犬の関節炎の症状と治療法についてご紹介します。
🐶こんな症状が出ていませんか?
関節炎は少しずつ進行するため、初期症状は見逃されがちです。
以下のような様子が見られたら、関節に負担がかかっている可能性があります。
- 散歩に行きたがらない・途中で立ち止まる
- 起き上がるのに時間がかかる
- 階段の上り下りを嫌がる
- 足を引きずる、またはかばうように歩く
- 抱っこを嫌がる・触られると怒る
- 関節部分が腫れている・熱を持っている
特に季節の変わり目や運動後に症状が強くなることがあります。
🩺治療法
犬の関節炎は慢性的な病気ですが、適切な治療とケアで痛みを軽減し、快適な生活を送ることが可能です。
🔹 内科的治療(お薬)
- 消炎鎮痛薬(NSAIDs)
炎症を抑え、関節の痛みを軽減します。 - 関節保護剤(サプリメント)
グルコサミンやコンドロイチン、ヒアルロン酸などが含まれたサプリで関節の健康をサポートします。 - 再生医療や注射治療(必要に応じて)
PRP療法や幹細胞療法などが選択肢となることもあります。
🔹 体重管理と運動療法
- 適正体重の維持:肥満は関節に大きな負担となるため、ダイエットが重要です。
- 無理のない運動:散歩は短時間でも継続することが大切。滑りやすい床はマットなどで対策を。
🔹 外科的治療(重度の場合)
- 関節の状態によっては、手術(人工関節・骨切り術など)が必要となることもあります。
特に股関節形成不全や膝蓋骨脱臼などの構造的問題がある場合に適応されます。
📝まとめ
犬の関節炎は老化現象の一部と考えられがちですが、早期に気づいてケアすることで生活の質を大きく保つことができます。
「なんとなく元気がない」「動きが鈍くなった」そんなサインを見逃さず、気になる場合はお早めにご相談ください。
毎日のお散歩がまた楽しくなるように、関節の健康をしっかりサポートしてあげましょう!🐾✨
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