犬が傾いて歩くときの症状と治療法
こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「うちの犬、体が傾いて歩いてる」「まっすぐ立てない」――そんな姿を見たことはありませんか?
犬が体を傾けるのは、耳の病気・脳の異常・神経の障害などが原因のことがあります。
放置すると進行するケースもあるため、早めの受診がとても大切です。
今回は、犬が体を傾けるときに考えられる原因と治療法についてお話します。
🐶こんな症状に気づいていますか?
以下のような症状が見られたら、注意が必要です。
- 体や頭が一方向に傾く
- 歩くときにふらつく、転びやすい
- 目が左右に揺れる(眼振)
- 同じ方向にぐるぐる回る
- 食欲低下、元気がない
- 嘔吐することがある
症状が急に現れた場合は緊急性が高いこともあります。
🩺考えられる主な原因と治療法
🔹 前庭疾患(内耳・脳のバランス障害)
犬の平衡感覚をつかさどる前庭系(耳や脳の一部)のトラブルです。
老犬に多い「特発性前庭疾患」では、突然の傾き・眼振が見られます。
▶ 治療法
・対症療法(吐き気止め、点滴など)
・自然回復を待つ(数日~数週間で改善することも)
・感染が原因なら抗生物質投与
🔹 中耳炎・内耳炎
耳の奥の炎症により平衡感覚が乱れます。細菌感染や外耳炎の放置が原因のことも。
▶ 治療法
・抗生物質・消炎剤
・耳の洗浄・点耳薬
・重症例では外科的治療が必要になる場合も
🔹 脳疾患(脳腫瘍・脳炎・脳梗塞)
特に高齢犬で、脳腫瘍や脳血管障害が原因となる場合があります。
▶ 治療法
・脳の画像検査(MRI、CT)で診断
・ステロイド・抗てんかん薬などの内科治療
・腫瘍の場合は外科手術や放射線治療を検討
🔹 中毒や外傷
除草剤、農薬、チョコレート中毒、頭部打撲などでも急性の神経症状が現れることがあります。
▶ 治療法
・中毒の解毒処置・点滴
・外傷は外科的治療や入院管理
📝まとめ
犬が体を傾ける症状は耳の病気から脳疾患まで幅広く、早期診断と治療が重要です。
「急に傾いて歩くようになった」「目が揺れている」「元気や食欲がない」といった場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。
愛犬の小さな変化に気づいてあげることが、健康を守る第一歩です🐾✨
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