犬に多い乳腺腫瘍|しこりを見つけたらどうする?
はじめに
こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「お腹を撫でていたら、犬のおっぱいの辺りに小さなしこりが…」
そんな時、多くの飼い主さんはとても不安になります。
犬の乳腺腫瘍は実は犬の腫瘍の中でも非常に多い病気です。
今回は、乳腺腫瘍の特徴や見つけた時の対処法について動物病院の視点でお話します。
犬の乳腺腫瘍とは?
🐶中高齢のメス犬に多い腫瘍
乳腺腫瘍は、特に避妊手術をしていないメス犬に多く見られます。
発症年齢は7歳以上が多いですが、若齢でできることも。
🔍良性と悪性がある
犬の乳腺腫瘍は約50%が悪性(がん)と言われています。
見た目や触り心地だけでは良性・悪性の判断はできないため注意が必要です。
こんなしこりを見つけたら要注意
- おっぱいの周辺(左右に5つずつある乳頭とその間)にコリコリしたものがある
- 硬くて動かない
- 急に大きくなった
- しこりの表面が赤い、出血している
しこりが1つとは限らず、複数できる場合もあります。
しこりを見つけたらどうする?
🏥まずは早めに動物病院へ
「小さいからもう少し様子を見よう」は禁物です。
乳腺腫瘍は進行が早く、悪性の場合は肺やリンパ節に転移することがあります。
🩺診断はどうやってするの?
- 触診や超音波検査
- 必要に応じて細胞診(しこりの細胞を少し取って顕微鏡で見る)
- 胸部レントゲンで転移チェック
これらを組み合わせて診断し、治療計画を立てます。
乳腺腫瘍の治療と予防
🧑⚕️治療の基本は手術
多くの場合、乳腺の部分切除や全摘出を行います。
早期発見・早期手術が犬の寿命を延ばす鍵です。
💡若いうちの避妊手術が最大の予防策
初回発情前に避妊手術をすると乳腺腫瘍の発生率はほぼゼロに近づきます。
まとめ:定期的なしこりチェックを
乳腺腫瘍は早期発見で治療成績が大きく変わる病気です。
ぜひ普段からお腹を優しく触ってしこりチェックを。
気になることがあればいつでも当院にご相談ください。
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