犬の偽妊娠とは?症状・原因・対処法を解説

こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「避妊していないメス犬でお腹がふくらんだ」「お乳が出る」「ぬいぐるみを抱えて離さない」——こうした行動や体の変化が見られる場合、それは犬の偽妊娠(擬妊娠)かもしれません。偽妊娠は、妊娠していないにもかかわらず妊娠・出産したかのような状態になる現象です。多くは一時的で自然に治まりますが、症状や期間によっては注意が必要です。

🧑‍⚕️犬の偽妊娠の原因

犬は発情後、妊娠していなくても黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が数週間続きます。これにより乳腺が発達し、母性行動が出ることがあります。その後、ホルモンバランスの変化で乳汁分泌や巣作り行動が起こります。特に避妊手術をしていないメス犬では、多くの個体で偽妊娠が見られます。

🔍犬の偽妊娠の主な症状

  • 乳腺の張りや乳汁分泌
  • 巣作り(毛布やタオルを集める)
  • おもちゃやぬいぐるみを子犬のように扱う
  • 食欲低下または過食
  • 落ち着きがない、神経質になる
  • 軽い嘔吐や下痢

症状は発情終了後1〜2か月で現れ、通常は2〜3週間で自然に治まります。

🏥犬の偽妊娠への対処法

軽度の場合

ほとんどの場合、特別な治療は不要です。ただし、お乳を刺激すると分泌が促され乳腺炎の原因になるため、搾らないようにしましょう。巣作りや母性行動は無理にやめさせず、自然に落ち着くのを待つのが基本です。

受診が必要な場合

次のような症状がある場合は動物病院を受診しましょう。

  • 症状が長引く
  • 乳腺の腫れや赤み
  • 発熱や元気消失

乳腺炎やホルモン異常が隠れていることもあります。

💡犬の偽妊娠を予防するには

避妊手術によって偽妊娠を予防できます。繰り返し偽妊娠を起こす場合や乳腺炎・子宮蓄膿症のリスクを減らしたい場合は、獣医師と相談して適切な時期に避妊手術を検討しましょう。

📝まとめ

犬の偽妊娠は自然現象ですが、症状が強い場合や他の病気が隠れていることもあります。「お乳が出ている」「母性行動が強くなった」などの変化が見られたら、自己判断せず動物病院で相談することが安心です。早期対応が愛犬の健康を守ります。

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