犬の呼吸が荒い…それって病気のサイン?

こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
犬は普段からハアハアと口を開けて呼吸することがあります。運動後や暑い日などは体温調節のために呼吸が速くなることがありますが、落ち着いているはずの状況で呼吸が荒い場合は、病気や体調不良のサインかもしれません。今回は、犬の呼吸が荒くなる原因や受診の目安についてご紹介します。


🧑‍⚕️正常な呼吸と異常な呼吸の違い

健康な犬の安静時の呼吸数は、小型犬で1分間に15〜30回程度、大型犬では10〜30回程度です。
運動後や興奮時に一時的に呼吸が速くなるのは正常ですが、次のような場合は注意が必要です。

  • 落ち着いているのに呼吸が速い・浅い
  • 呼吸時にゼーゼー、ヒューヒュー音がする
  • お腹や胸が大きく動いている
  • 舌や歯ぐきが紫色っぽい(チアノーゼ)

💡呼吸が荒くなる主な原因

熱中症

暑い環境で長時間過ごしたり、激しい運動をした後に呼吸が荒くなることがあります。重症化すると命に関わるため、すぐに体を冷やし、動物病院へ。

心臓病

僧帽弁閉鎖不全症など心臓の病気では、血液循環が悪くなり呼吸困難や咳が出ることがあります。特に小型犬やシニア犬で多く見られます。

呼吸器の病気

気管虚脱、肺炎、気管支炎など、空気の通り道や肺に問題があると呼吸が速くなります。

痛みやストレス

骨折や腹部の痛み、強い不安や恐怖も呼吸の乱れを引き起こします。

代謝性の異常

腎臓病や糖尿病などで体内のバランスが崩れると、呼吸が浅く速くなることがあります。


🏥受診の目安

次のような状態が見られた場合は、早急に動物病院を受診してください。

  • 安静時でも呼吸数が1分間に40回以上
  • 呼吸音が大きく、苦しそうに見える
  • 舌や歯ぐきの色が変化している
  • 意識がぼんやりしている、ふらつきがある
  • 呼吸と同時に咳や吐き気を伴う

🔍予防と日常のケア

  • 室温や湿度の管理を徹底し、夏場は特に熱中症対策を行う
  • 定期的な健康診断で心臓や肺の状態をチェック
  • 肥満予防で呼吸への負担を軽減
  • 呼吸の状態を日頃から観察し、普段と違う変化に早く気づく

まとめ

犬の呼吸が荒くなる原因は、体温調節など生理的なものから命に関わる病気までさまざまです。「少しおかしいな」と感じたら、自己判断せず動物病院にご相談ください。早期発見・早期治療が、愛犬の命を守る鍵となります。

猫の呼吸に関する記事はこちら↓
https://kokubunjiheartanimal.com/blog/猫の呼吸が荒い!?考えられる原因と対処法/

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