犬の膀胱炎|頻尿・血尿・おしっこの異常に注意!原因と治療・予防法
1. 犬の膀胱炎とは
こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
膀胱炎は、膀胱の粘膜に炎症が起こる病気で、犬によくみられる泌尿器疾患のひとつです。主な原因は細菌感染ですが、尿石症や体質的な要因によっても発症します。放置すると腎臓にまで炎症が広がる危険もあり、早めの診断・治療が大切です。
2. 膀胱炎の原因
2-1. 細菌感染
最も多い原因は、大腸菌などの細菌が尿道から膀胱内に入り込むことで発症する感染性膀胱炎です。特にメス犬は尿道が短いため、オス犬よりも発症しやすいといわれています。
2-2. 尿石症
膀胱や尿道に結石ができると、粘膜が傷つき膀胱炎の引き金となります。結石は再発しやすいため、食事管理が重要になります。
2-3. その他の要因
腫瘍やホルモン異常、免疫力の低下、長時間の排尿我慢なども膀胱炎の要因となることがあります。
3. 飼い主が気づきやすいサイン
犬の膀胱炎では、以下のような行動や症状が見られることが多いです。
- トイレの回数が増える(頻尿)
- おしっこをしたそうにするが、少ししか出ない
- 尿が濁っていたり血が混じる
- 排尿時に痛そうに鳴く、落ち着かない様子を見せる
- トイレ以外の場所で粗相をしてしまう
これらのサインが見られたら、膀胱炎の可能性を疑う必要があります。
4. 動物病院での診断と治療
膀胱炎の診断には、尿検査が欠かせません。尿の状態を確認することで、細菌感染や結石の有無を調べます。必要に応じてレントゲン検査やエコー検査も行われます。
治療は原因に応じて異なります。
- 細菌感染 → 抗生物質の投与
- 尿石症 → 食事療法や外科的処置
- 痛みが強い場合 → 鎮痛薬の使用
適切な治療を行えば、多くは数日から1週間程度で改善が見られますが、再発防止のためには継続的なケアが大切です。
5. ご家庭でできる予防とケア
膀胱炎は再発しやすいため、日常的な予防が重要です。
- 新鮮な水をいつでも飲めるようにする
- 適切な食事管理で尿石の形成を予防する
- 定期的な尿検査で早期発見につなげる
- トイレを清潔に保ち、排尿を我慢させない
- 運動不足を防ぎ、代謝を良くする
まとめ
犬の膀胱炎は、頻尿や血尿といった分かりやすいサインが出やすい病気です。早期に治療すれば回復も早い一方で、放置すると重症化して腎臓への影響につながる可能性もあります。愛犬にいつもと違う排尿の様子が見られたら、早めに動物病院へ相談することが安心につながります。
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