犬の食欲がない…考えられる原因と治療法

こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「うちの犬、ご飯を食べたがらない…」「好きなフードも残している」
そんな様子が見られたら、何らかの体調不良のサインかもしれません。

犬の食欲不振は、軽い消化不良から重篤な病気まで原因がさまざまです。
今回は、犬が食欲をなくす主な原因と治療法、病院へ行くべきタイミング を解説します。


犬の食欲がないときに見られる症状

フードを食べようとしない・途中で食べるのをやめる
おやつなら食べるが、普段のご飯は食べない
水もあまり飲まない・ぐったりしている
吐き気がある・よだれが増える
お腹を痛がる・うずくまっている
体重が減少している

📌 特に「元気がない」「水も飲まない」「嘔吐や下痢を伴う」場合は、すぐに動物病院へ!


犬の食欲がない主な原因と治療法

① 一時的なストレス・環境の変化

🐶 引っ越しや新しい家族の登場、生活環境の変化が原因で食欲が落ちることがあります。

特徴
元気はあるが、ご飯を食べない
新しい環境や音に敏感になっている
食べないが、おやつは食べることがある

治療法
💡 環境が落ち着くのを待ち、安心できる場所を作る
💡 ストレスを和らげるため、優しく声をかける・遊びで気分転換をする
💡 食欲が戻らない場合は病院で相談する


② 胃腸の不調(胃炎・腸炎)

🐶 軽い消化不良や胃炎が原因で、食欲が落ちることがあります。

特徴
食べたがらない・少し食べてやめる
吐き気・嘔吐がある
お腹がゴロゴロ鳴る・軽い下痢を伴うことも

治療法
💡 絶食して胃腸を休める(6〜12時間ほど)
💡 消化の良い食事(ふやかしたフード・お粥)を少量ずつ与える
💡 嘔吐や下痢が続く場合は、早めに病院で診察を受ける


③ 口腔内のトラブル(歯周病・口内炎・歯の破折)

🐶 歯や口の痛みが原因で、食事を嫌がることがあります。

特徴
口臭が強くなる
歯茎が腫れている・出血している
硬いフードを食べたがらず、柔らかいものは食べる

治療法
💡 口腔内の状態をチェックし、歯周病や破折があれば適切な処置を行う
💡 痛みがある場合は、抗生剤や鎮痛剤を使用することも
💡 定期的な歯のケア(歯磨き・デンタルガム)を取り入れる


④ 内臓疾患(腎臓病・肝臓病・膵炎など)

🐶 腎臓や肝臓の病気、膵炎などが進行すると食欲が低下します。

特徴
食欲不振が続く・水もあまり飲まない
嘔吐や下痢を伴うことがある
体重が減少し、毛並みが悪くなる

治療法
💡 血液検査や超音波検査で内臓の状態を確認する
💡 腎臓病なら低タンパク・低リンの食事管理を行う
💡 膵炎の場合は、消化の良い食事と点滴治療を行う


⑤ がん(腫瘍)

🐶 消化器系の腫瘍や全身のがんが進行すると、食欲が落ちることがあります。

特徴
食欲不振が長く続く
体重が急激に減少する
ぐったりして元気がなくなる

治療法
💡 腫瘍の種類に応じて、手術・抗がん剤・緩和ケアを検討する
💡 栄養管理を行い、無理なく食事をとれるようにする
💡 痛みがある場合は、鎮痛剤を使用する


こんな場合はすぐに病院へ!🚑

子犬の場合(1食食べないだけで低血糖など命に関わる状態になります)
✅ 2日以上食事をとらない(特に小型犬は注意)

水も飲まない・ぐったりしている
嘔吐・下痢が続く・血便がある
体重が急激に減っている
強い痛みや苦しそうな様子がある

特に「脱水症状」「意識がもうろうとしている」「嘔吐・下痢が続く」場合は緊急対応が必要!


まとめ

🐶 犬の食欲不振は、ストレス・胃腸の不調・口腔内疾患・内臓病・腫瘍などが原因の可能性あり!
🐶 食べない期間が長いと体調が悪化するため、早めの対応が重要!
🐶 特に「水も飲まない」「嘔吐・下痢が続く」「ぐったりしている」場合は、すぐに病院へ!

愛犬の異変に早く気づき、適切な対応を心がけましょう!🐾✨

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