犬・猫の“ちょうどいい体型”とは?獣医師が解説する【BCS(ボディコンディションスコア)】の見方

こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです。
「うちの子、少し太ってきたかも…」「ダイエットした方がいいかな?」
そんなとき、頼りになるのが**BCS(ボディ・コンディション・スコア)**という評価方法です。
今回は、動物の健康管理に欠かせないBCSの考え方と、ご家庭でのチェックポイントをわかりやすく解説します。


1.BCSとは?

BCS(Body Condition Score)は、犬や猫の体型や脂肪のつき具合を5段階または9段階で評価する指標です。
見た目や触った感触から、太りすぎ・痩せすぎ・ちょうど良いかを判断します。
体重だけでは分からない「体のバランス」を評価できるのが特徴です。


2.なぜBCSが大切なの?

肥満は、関節疾患や糖尿病、心臓病など多くの病気のリスクを高めます。
一方で、痩せすぎも免疫力の低下や筋力の衰えにつながります。
つまり、「ちょうどいい体型」を維持することが健康の基本です。
BCSを定期的にチェックすることで、体調変化に早く気づくことができます。


3.5段階BCSの目安

スコア判定特徴
1痩せすぎ肋骨・背骨がはっきり見える。脂肪がほとんど感じられない。
2やや痩せ気味肋骨がすぐに触れる。腰のくびれが強く、上から見ると細い。
3理想体型肋骨が軽く触れる。上から見ると適度なくびれ、横から見るとお腹が軽く引き締まっている。
4やや太り気味肋骨が少し触れにくい。お腹の引き締まりが少なく、丸みを帯びている。
5肥満肋骨が触れない。上から見ると丸く、腰のくびれがない。動きが鈍い。

※病院によっては9段階評価を使用する場合もありますが、基本的な見方は同じです。


4.家庭でできるチェックポイント

(1)肋骨を触ってみよう

指先で軽く押して、肋骨が「薄い脂肪の層の下に感じられる」程度が理想です。
まったく触れない場合は太りすぎ、ゴツゴツ感じる場合は痩せすぎです。

(2)上から見たときの「くびれ」

腰のくびれが適度に見えるか確認しましょう。
背中から腰までが一直線または丸い場合は、体脂肪が多いサインです。

(3)横から見たときの「お腹のライン」

理想的な体型では、胸の後ろからお腹にかけてやや引き上がったラインになります。
お腹が垂れ下がっている場合は肥満傾向です。


5.体重だけに頼らない健康管理

同じ犬種・猫種でも、骨格や筋肉量によって理想体重は異なります。
体重計の数字だけで一喜一憂せず、BCSで全体のバランスを見ながら判断することが大切です。
また、避妊・去勢手術後はホルモン変化で太りやすくなるため、特に注意が必要です。


6.理想の体型を保つために

  • おやつやトリーツの与えすぎに注意
  • フード量を体重ではなくBCSを基準に調整
  • 毎日の散歩や遊びで適度な運動を継続
  • 定期的に動物病院で体重とBCSをチェック

日々の小さな変化に気づくことが、将来の大きな病気を防ぐ第一歩です。


7.まとめ

BCSを理解することで、愛犬・愛猫の健康をより正確に見守ることができます。
「なんとなく太ったかも?」と思ったら、まずは触って観察してみてください。
そして迷ったときは、動物病院で一緒にチェックしてもらいましょう。
健康管理は“数字よりバランス”が大切です。


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