犬・猫の快適な室温管理|季節ごとのポイントと注意点
こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです。
今回は、飼い主さまからよくご質問をいただく「ペットにとっての適切な室温」についてお話しします。
犬や猫は人と同じ環境で暮らしていても、感じ方や体温調節の仕方が少し異なります。季節ごとのポイントを知っておくことで、より快適な環境をつくることができます。
🐶犬猫にとって快適な室温の目安🐱
犬の場合
犬の快適な室温はおおよそ20〜25℃前後が目安です。
特に短頭種(フレンチブルドッグやパグなど)は暑さに弱く、室温が28℃を超えると熱中症のリスクが高まります。
一方、寒さに弱い小型犬(チワワやトイプードルなど)は、冬場に20℃を下回らないよう注意が必要です。
猫の場合
猫は犬よりも少し高めの温度を好み、22〜28℃程度が快適とされています。
寒さに強いイメージがありますが、特に短毛種や子猫・老猫は体温を保ちにくく、エアコンや暖房器具で温度を保つことが大切です。
🏠季節ごとの室温管理のコツ
夏:熱中症を防ぐために
- 直射日光が当たらない場所にベッドを置く
- エアコンの設定温度は25〜27℃を目安に
- サーキュレーターで空気を循環させる
- 外出時もエアコンを完全に切らずに留守番環境を保つ
特に留守番中は温度が上がりやすく、窓際や閉め切った部屋は危険です。人が「少し涼しい」と感じるくらいがペットにはちょうど良いことが多いです。
冬:乾燥と冷えすぎに注意
- 暖房の設定温度は20〜23℃程度
- 床に近い空気は冷えやすいため、ペットベッドの下にマットを敷く
- 加湿器で湿度を40〜60%に保つ
- ヒーターを使う場合は火傷防止のため距離をとる
老犬・老猫は特に関節が冷えると動きにくくなるため、体を温める環境づくりが重要です。
💡飼い主さんが気づきたい「快適サイン」
犬や猫が快適に過ごせているかは、行動からもわかります。
快適なとき
- 横になってリラックスしている
- 食欲がいつも通り
- 呼吸が落ち着いている
暑い・寒いとき
- ハァハァと舌を出している(暑い)
- 丸まって寝ている、震えている(寒い)
- エアコンの風から離れた場所・近い場所を行き来している
その日の気温や天気、ペットの様子を見ながら微調整してあげましょう。
🔍まとめ:季節ごとに「少し快適すぎる」を意識して
犬や猫にとって、人が少し涼しい・少し暖かいと感じる環境がちょうど良いことが多いです。
同じ部屋でも場所によって温度差が生じるため、ペットが自分で快適な場所を選べるようなスペースづくりもおすすめです。
季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもあります。
気になる様子があれば、早めに動物病院へご相談ください。
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