猫に多い泌尿器トラブルとは?原因・予防・早期発見のポイント

【はじめに】

こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
猫ちゃんに多く見られる泌尿器のトラブルは、時に命に関わることもある重要な病気です。特にオス猫や中高齢の猫ちゃんはリスクが高く、早期発見と予防が欠かせません。今回は代表的な病気の概要や飼い主さんが気をつけたいポイント、日常でできる予防法について解説します。


🚽猫に多い泌尿器の病気とは?

膀胱炎

膀胱の内側に炎症が起こる病気で、原因は細菌感染・ストレス・尿結晶などさまざまです。
症状:頻尿、血尿、排尿時の痛みなど。

尿石症(尿路結石)

尿に含まれるミネラルが固まり、結晶や石となる状態。放置すると尿道をふさぐ危険も。
特にマグネシウム・カルシウム・リンのバランスが影響します。

尿道閉塞(特にオス猫で注意)

尿道が細いオス猫は、石や炎症によって尿が出なくなることがあります。
放っておくと腎不全を引き起こし、命の危険もある緊急状態です。


⚠こんな症状に要注意

排尿行動の変化

  • トイレに何度も行くが少量しか出ていない
  • 尿がまったく出ていない(特に危険!)
  • 排尿時に痛そうに鳴く

尿の異常

  • 血尿、濁った尿
  • トイレ以外の場所での排尿

日頃から猫ちゃんのトイレ状況をよく観察しておくことが、早期発見につながります。


🧑‍⚕️泌尿器トラブルの予防法

水分をしっかりとらせる

水飲み場の工夫

  • 複数の場所に設置する
  • 自動給水器(循環式)を使って興味をひく

食事からの水分補給

ドライフードだけでなく、ウェットフードを一部取り入れるのも有効です。


食事内容の見直し

専用フードの活用

泌尿器ケア用の療法食は尿pHのバランスを整え、結石形成を防ぎます。

おやつや市販品に注意

ミネラルバランスの偏ったおやつは控えめにしましょう。


ストレスを減らす環境作り

安心できる居場所の確保

静かで落ち着ける寝床や隠れ家を用意しましょう。

環境の急変を避ける

模様替えや来客が多いときは注意し、猫の様子を観察してあげましょう。


定期的な健康チェック

尿検査・血液検査を定期的に行うことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
特に中高齢の猫ちゃんや、過去に泌尿器トラブルがあった子には半年に1回の健診がおすすめです。


📝【まとめ】

猫にとって泌尿器の病気はとても身近でありながら、重篤化しやすいトラブルです。
日頃からの観察、環境整備、食事・水分の管理、そして定期的な健康診断で、愛猫の健康を守りましょう。

「ちょっと様子が変かも?」と思ったときは、遠慮なくご相談ください。早めの対応が何よりも大切です。

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