猫風邪とは?症状・原因・治療法と予防のポイント

こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「猫がくしゃみをする」「鼻水や目やにが出ている」——こうした症状が見られるとき、多くの場合は「猫風邪」が疑われます。猫風邪は人間の風邪とは異なり、ウイルスや細菌による感染症の総称です。特に子猫や高齢猫、免疫力が低下している猫で重症化しやすく、早めの対処が重要です。

🐱猫風邪の主な原因

猫風邪の原因の多くはウイルス感染です。

猫ヘルペスウイルス(FHV-1)

主に鼻水、くしゃみ、発熱、目の症状を引き起こします。

猫カリシウイルス(FCV)

口内炎や舌の潰瘍を伴うことが多く、食欲不振の原因になります。

細菌感染

クラミジア、マイコプラズマなどの細菌感染が関与することもあります。

これらの病原体は猫同士の接触やくしゃみ、鼻水、目やになどの分泌物を介して感染します。

🤧猫風邪の症状

  • くしゃみ、鼻水
  • 目やに、結膜炎
  • 発熱
  • 食欲低下
  • 元気消失
  • 涙が多い、まぶたが腫れる
  • よだれや口内炎(カリシウイルス感染時)

症状の程度は軽いものから重いものまであり、放置すると肺炎や慢性鼻炎に進行することもあります。

🏠治療と自宅ケア

猫風邪はウイルス性が多いため、特効薬はありませんが、症状を和らげる対症療法が中心となります。

  • 抗生物質(細菌感染を防ぐ)
  • 点眼薬・点鼻薬
  • 栄養補給・水分補給
  • ネブライザーによる吸入療法

自宅では、温かく清潔な環境を保ち、目やにや鼻水をこまめに拭き取ります。食欲が落ちている場合は匂いの強いウェットフードや温めたフードで食欲を刺激します。

🧑‍⚕️予防のポイント

最も効果的な予防は混合ワクチンの接種です。子猫では生後2か月頃から複数回接種し、その後は年1回の追加接種が推奨されます。また、多頭飼育では感染猫を隔離し、食器やトイレを共有しないようにしましょう。


猫風邪は一見軽く見えても、特に子猫や高齢猫では命に関わることもあります。「少し元気がない」「くしゃみが続く」などの症状があれば、早めに動物病院で診察を受けましょう。早期発見・早期治療が、猫ちゃんの健康を守ります。

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