知っておきたい!猫に多い病気とその予防法
こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
猫は「我慢強い動物」と言われ、体調不良を表に出しにくい傾向があります。そのため、病気の発見が遅れてしまうことも少なくありません。今回は、特に多くみられる猫の病気と、その予防や早期発見のポイントについてご紹介します。
1.慢性腎臓病
シニア猫に特に多く見られるのが「慢性腎臓病」です。腎臓の機能が徐々に低下し、進行すると尿毒症などを引き起こすこともあります。
【主な症状】
・水をよく飲む、尿の量が増える
・食欲低下、体重減少
・元気がない
初期段階では症状が出にくいため、定期的な血液検査や尿検査での早期発見が大切です。シニア期に入ったら、年に1〜2回の健診をおすすめします。
2.下部尿路疾患(FLUTD)
「猫下部尿路疾患(FLUTD)」は、膀胱炎や尿石症、尿道閉塞などの総称で、特にオス猫に多い傾向があります。
【主な症状】
・何度もトイレに行くのに、尿が少ししか出ない
・排尿時に鳴く
・トイレ以外で粗相をする
尿道閉塞を起こすと命に関わることもあるため、早期の対処が必要です。水分摂取を増やす工夫や、食事の見直しが予防につながります。
3.口内炎・歯周病
口の中のトラブルも猫に多く見られます。特に「口内炎」や「歯周病」は、強い痛みを伴い、食欲不振やよだれの原因になります。
【主な症状】
・口を気にして前足でこする
・ごはんを食べづらそうにする
・口臭が強くなる
定期的な歯科検診と、猫用デンタルケアの実施が予防に有効です。
4.甲状腺機能亢進症
中高齢の猫に多い内分泌疾患で、甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、代謝が異常に高くなります。
【主な症状】
・食欲はあるのに体重が減る
・落ち着きがなくなる
・毛づやが悪くなる
血液検査での診断が可能で、投薬によりコントロールできます。
まとめ
猫の病気は早期に見つけることが、健康寿命を延ばす鍵となります。普段から「食欲」「行動」「トイレ」「毛づや」などを観察し、少しでも気になることがあればご相談ください。特に7歳を過ぎた猫ちゃんには、年1回以上の定期健診をおすすめします。
病気の早期発見・予防のために、飼い主さんと私たち動物病院が協力しながら、猫ちゃんの健やかな生活を守っていきましょう。
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