草むらに入ったあとは要注意!― 犬のマダニ寄生の症状と治療法 ―
こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「散歩のあとに体に何かついてる?」「皮膚に黒い粒がある」――それ、マダニかもしれません。
マダニは、犬の皮膚に寄生して血を吸う吸血性の寄生虫です。
見つけたらすぐに取りたくなりますが、自己処理は危険!
無理に取るとマダニの口が皮膚に残ったり、感染症を引き起こすこともあるため、正しい対応が重要です。
🐶こんな症状が見られたら注意!
マダニが犬に寄生すると、以下のような症状が現れることがあります。
- 耳、首、足の内側などに黒〜茶色の小さな塊がついている
- マダニが吸血してふくらんでいる
- 皮膚のかゆみ・赤み・腫れ
- マダニが原因で発熱・元気消失が見られることも
- 重度では貧血・食欲不振・歩行困難が出る場合も
また、マダニはバベシア症やSFTS(重症熱性血小板減少症候群)などの感染症を媒介することがあります。
🩺マダニがついていた場合の対応と治療法
🔹 取り除くときは病院で!
- 無理に引っ張ると口器が皮膚に残って化膿や炎症の原因に
- 動物病院で専用のピンセットや薬剤を使って安全に除去します
- 取り除いた後は消毒・抗炎症処置・感染症予防が必要なことも
🔹 感染症が疑われる場合は
- 血液検査でバベシア症などの感染を確認
- 発熱や貧血があれば内服薬・点滴治療などを行います
🛡️予防がいちばん大切!
マダニは一年を通じて活動しており、春から秋にかけて特に活発になります。
マダニ寄生を防ぐために、予防薬の定期投与が推奨されます。
- スポットオン(背中に垂らすタイプ)
- 経口タイプ(おやつ感覚で与える予防薬)
- 首輪タイプ(長期的に効果あり)
※散歩中に草むらに入る子や山・川沿いによく行く犬は特に要注意です。
📝まとめ
マダニはただの虫刺されでは済まない、命に関わる病気を運んでくることもある寄生虫です。
「黒い粒がついている」「かゆがっている」などの異変を見つけたら、無理に取らずすぐに動物病院へ。
そして何よりも、定期的な予防でマダニの被害から愛犬を守ってあげましょう!🐾✨
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