高齢犬・高齢猫の食事管理|年齢に合わせたフード選びと与え方のポイント
こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです。
今回は「シニア期の犬・猫の食事」についてお話しします。
若い頃と同じ食事を続けていると、気づかないうちに体に負担がかかることがあります。
年齢を重ねたペットが健康に過ごすためには、体の変化に合わせた栄養バランスが大切です。
🧑⚕️シニア期とはいつから?
犬の場合
犬は7歳前後からがシニア期の目安です。
小型犬では7~10歳頃、中大型犬では5~7歳頃から代謝が落ち始めます。
食欲はあるのに体重が増えない、動きがゆっくりになるなどの変化が見られることもあります。
猫の場合
猫も7歳頃からシニア期に入ります。
特に10歳を超えると、筋肉量が減りやすく、腎臓や歯のトラブルが増えてくるため、食事内容を見直すタイミングです。
🔍高齢期に見られる体の変化
- 消化吸収能力の低下
- 嗅覚・味覚の鈍化による食欲の低下
- 関節のこわばりや筋肉の衰え
- 腎臓・心臓などの内臓機能の変化
これらの変化に合わせて、フードの種類や与え方を調整することが大切です。
💡シニア犬・猫におすすめの食事の工夫
① カロリー控えめ・たんぱく質はしっかり
活動量が減る一方で、筋肉を維持するためには良質なたんぱく質が必要です。
「低カロリー・高たんぱく」のバランスを意識しましょう。
特に猫はたんぱく質を多く必要とする動物なので、無理に減らしすぎないことがポイントです。
② 水分をしっかりとる工夫を
シニア期になると、自然と飲水量が減り、腎臓への負担が増えやすくなります。
- ウェットフードを混ぜる
- スープやぬるま湯を少し加える
- 何カ所かに水皿を置く
といった工夫で自然に水分をとれる環境を作りましょう。
③ 歯や顎の状態に合わせた形状に
歯が抜けたり噛む力が弱くなっている場合は、
- ふやかしたドライフード
- 柔らかめのウェットタイプ
に切り替えるのがおすすめです。
また、噛みにくそうな様子があれば歯や口内のチェックも大切です。
⚠️食べないときの工夫と注意点
食欲が落ちているときは、
- 香りの強いフードに変える
- 温めて香りを立たせる
- 少量ずつこまめに与える
といった工夫で食欲を刺激してあげましょう。
それでも数日以上食べない場合は、病気のサインの可能性もあるため早めの受診をおすすめします。
🏥定期的な健康チェックも大切に
フードを変えるだけでなく、定期的な血液検査や体重測定で体の状態を確認することも重要です。
体重や筋肉量の変化を早めに把握することで、フードの見直しや病気の早期発見につながります。
📝まとめ
高齢の犬や猫の食事では、
「栄養を減らす」のではなく「体に合った栄養を整える」ことが大切です。
年齢・体調・生活環境によって最適なフードは異なります。
気になることがあれば、ぜひ動物病院でご相談ください。
私たちが一緒に、愛犬・愛猫の“これからのごはん”を考えていきます。
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