🐱 猫の食欲がないときに考えられる原因と受診の目安

こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです。
「最近ごはんを残す」「大好きなフードにも反応しない」といった猫の食欲不振は、
一時的なものから重い病気まで、さまざまな原因が考えられます。
今回は、猫が食べなくなる主な理由と、動物病院を受診すべきサインについてご紹介します。


【1】よくある一時的な食欲不振の原因

環境の変化やストレス

猫はとても繊細な動物です。
引っ越し、家族構成の変化、新しいペットの導入などがあると、ストレスで食べなくなることがあります。
静かな環境を整え、落ち着ける場所をつくってあげましょう。

フードの変更

新しいフードに変えた直後に食欲が落ちる場合、味や香り、粒の大きさが合っていない可能性があります。
突然切り替えるのではなく、1週間ほどかけて徐々に混ぜるとスムーズです。

気温の変化

夏場の暑さや冬場の寒さも、猫の食欲に影響します。
室温を快適に保ち、水分をしっかり摂れるように工夫しましょう。


【2】注意が必要な病気による食欲不振

口内トラブル(歯肉炎・口内炎・歯石)

口の中が痛くて食べられないケースです。
よだれが多い、口を気にする、食べる動作をしてもすぐやめる場合は、早めに診察を受けましょう。

胃腸の不調や消化器疾患

嘔吐や下痢を伴う場合は、胃腸炎や異物の誤飲が疑われます。
「猫が吐く」と「食欲がない」はセットで起こることも多く、注意が必要です。

内臓疾患(腎臓・肝臓・甲状腺など)

特に高齢猫では、慢性腎臓病や甲状腺機能亢進症などが原因のこともあります。
体重減少、毛づやの低下、多飲多尿が見られたら血液検査をおすすめします。

感染症や発熱

ウイルスや細菌感染により、発熱や倦怠感で食欲が落ちることも。
ぐったりしている、呼吸が荒いといった場合は急を要します。


【3】動物病院を受診すべきサイン

  • 24時間以上まったく食べない
  • 嘔吐や下痢を繰り返している
  • 元気がない、隠れて出てこない
  • 体重が減ってきた
  • 呼吸が苦しそう、よだれが多い

猫は少しの絶食でも肝臓に負担がかかり、**脂肪肝(肝リピドーシス)**になることがあります。
「少し様子を見よう」と思っても、長引く場合は早めの受診が大切です。


【4】自宅でできるケアの工夫

  • 食器の高さや素材を変えてみる
  • 香りの強いウェットフードを温めてみる
  • 食事の場所を静かな環境にする
  • 水分補給を促す(ぬるま湯やスープ状フードなど)

それでも食べない場合は、無理に与えず動物病院へ。
点滴や食欲増進剤などの治療で、体調を早く回復させることができます。


【まとめ】

猫の「食べない」は、単なる気まぐれではなく、病気の初期サインであることも少なくありません。
特に高齢猫や持病のある子では、早期対応がとても重要です。
気になる変化があれば、どうぞお早めにご相談ください。

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