猫の歯が折れたかもしれない~原因と対処法~

こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです。
本日は 「猫の歯が折れた」 についてお話しします🐱

猫の歯は硬そうに見えますが、事故や病気が原因で折れてしまうことがあります。
「いつの間にか歯が欠けている」「食べにくそうにしている」と気づいたら、早めに対応することが大切です。


猫の歯が折れる原因

1. 強い衝撃によるもの

  • 高いところから落ちた
  • 硬いものを噛んだ(骨・おもちゃなど)
  • ケンカや事故で顔をぶつけた

2. 歯の病気によるもの

  • 歯周病:歯を支える骨が弱くなり、もろくなる
  • 吸収病巣(FORL):歯が内側から溶けていく病気
  • 虫歯(まれ):猫には少ないが、進行すると歯が折れることも

3. 加齢や栄養不足

  • シニア猫では歯がもろくなりやすい
  • カルシウム不足などで歯の強度が低下することも

歯が折れた時の注意点

痛みがあるかチェック!

  • よだれが増える
  • 口を触られるのを嫌がる
  • ご飯を食べにくそうにする

神経が露出していると激痛!

  • 歯の折れ方によっては、神経がむき出しになることがあり、強い痛みを伴います。

放置すると感染のリスク

  • 折れた部分から 細菌が侵入 し、歯の根元に膿が溜まる(歯根膿瘍) ことも。

対処法

① まずは歯の状態を確認

  • 小さな欠け → すぐに痛みがなければ様子見可能(ただし、獣医師のチェックは必須)
  • 大きく折れた・神経が見えているできるだけ早く動物病院へ!

② 病院での治療方法

  • 軽度な場合 → コーティング剤で保護
  • 神経が露出している場合抜歯が必要になることも
  • 感染の疑いがある場合 → 抗生剤の処方や処置が必要

③ 食事や生活の注意点

  • 硬いフードやおやつは避け、柔らかい食事 を与える
  • 口を触るのを嫌がる場合は、無理に確認しない
  • 予防のために 定期的な歯のチェックを習慣に

まとめ

  • 歯が折れる原因は事故・病気・加齢などさまざま
  • 痛みや感染リスクがあるため、放置せずに病院でチェック!
  • 重度の場合は抜歯が必要になることもあるため、早めの対応が大切

「もしかして歯が折れた?」と感じたら、お気軽にご相談ください🐾

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