猫が震えている…? 原因と対処法
こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐱
「猫が急に体を震わせた」「全身がこわばってけいれんしている」…こんな症状が見られると、飼い主さまはとても驚き、心配になると思います。
今回は、猫のけいれんの原因や考えられる病気、対処法について詳しく解説します。
猫のけいれんの主な原因
① てんかん発作
- 突然、意識を失いながら全身がけいれんする
- 30秒~数分でおさまり、発作後にぼんやりする
▶ てんかんは慢性的な病気で、治療が必要になることがあります。発作が繰り返される場合は受診をおすすめします。
② 低血糖
- 特に子猫や病気の猫で起こりやすい
- ふらつき、ぐったりする、痙攣する
▶ 糖分不足が原因のため、緊急時は砂糖水を少量なめさせ、すぐに病院へ。
③ 中毒(ネギ類・チョコレート・農薬など)
- ふるえ、嘔吐、呼吸困難、よだれが出る
▶ 中毒の可能性がある場合は、すぐに動物病院へ!誤飲したものを持参すると診断の助けになります。
④ 脳や神経の異常(脳腫瘍・炎症など)
- けいれんの頻度が増える、意識がもうろうとする
▶ 継続的な発作が見られる場合、精密検査が必要になります。
⑤ 熱中症
- 高温多湿の環境でぐったりする、舌を出して呼吸が荒い
▶ すぐに涼しい場所に移動し、動物病院へ連れて行きましょう。
こんな症状があれば緊急受診!
✅ けいれんが5分以上続く
✅ 何度も繰り返し発作を起こす
✅ 意識が戻らない、ぐったりしている
✅ 嘔吐やふらつきなど、他の症状もある
ご自宅でできる対処法
- 落ち着いて猫を安全な場所へ
- 周りにぶつかるものがないか確認し、ケガを防ぐ
- 無理に抑えたり口に指を入れない
- 口を開けようとすると、噛まれる恐れがあります
- 発作の様子を動画に記録
- 動物病院での診断の助けになります
- 発作後は安静にさせる
- しばらく様子を見て、異常が続く場合はすぐに受診
まとめ
- 猫のけいれんには、てんかん・低血糖・中毒・脳の異常などさまざまな原因があります。
- 長時間続く発作や頻繁に起こる発作は、緊急性が高いためすぐに受診しましょう。
- 異常が見られたら無理に触らず、動画を撮るなどして獣医師に相談してください。
大切な猫ちゃんの健康を守るために、気になることがあればいつでもご相談ください🐾
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国分寺ハートアニマルクリニック
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