犬の心臓病について

こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「うちの犬、最近疲れやすい気がする…」「呼吸が荒くて苦しそう」
そんな症状が見られたら、心臓の病気が原因かもしれません。

犬の心臓病は、早期発見と適切な管理がとても重要です。
今回は、犬の心臓病の種類・症状・治療法、病院へ行くべきタイミング をご紹介します。


犬の心臓病の主な種類と症状

① 僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)

🐶 小型犬(特にキャバリア・チワワ・トイプードルなど)に多い心臓病です。

特徴
疲れやすく、散歩中に立ち止まることが増える
夜間や寝起きに咳をする(特に乾いた咳)
呼吸が荒くなり、ゼーゼーする

治療法
💡 定期的に心臓の検査(レントゲン・心エコー)を受ける
💡 進行を遅らせるために、適切な薬を服用する
💡 塩分を控えた食事に切り替える


② 拡張型心筋症(かくちょうがたしんきんしょう)

🐶 大型犬(ドーベルマン・グレートデーン・ボクサーなど)に多い病気です。

特徴
運動を嫌がる・すぐに疲れる
食欲が減る・元気がなくなる
呼吸が浅く速くなる・お腹が膨れる(胸水や腹水がたまる)

治療法
💡 心臓の状態をチェックし、進行を遅らせる治療を行う
💡 適度な運動を心がける(無理のない範囲で)
💡 ナトリウム制限の食事を取り入れる


③ 肺高血圧症(はいこうけつあつしょう)

🐶 小型犬・高齢犬に発症しやすい病気です。

特徴
息切れしやすい・運動を嫌がる
失神することがある
舌や歯茎が青紫色になる(チアノーゼ)

治療法
💡 血圧を管理する薬を服用する
💡 興奮を避け、安静を保つ
💡 定期的に心臓と血圧の検査を受ける


犬の心臓病が進行するとどうなる?

📌 初期症状(軽度)
・疲れやすい・呼吸が少し荒い
・運動後に咳をすることがある

📌 中期症状(進行中)
・安静時でも呼吸が荒くなる
・咳が長引く・体重が減少する

📌 末期症状(重度)
・失神する・舌や歯茎が青紫色になる
・胸やお腹に水がたまり、呼吸困難になる

📌 心臓病は進行すると命に関わるため、早期の診断と治療が重要です!


こんな場合はすぐに病院へ!🚑

急に呼吸が荒くなり、苦しそうにしている
失神や意識がもうろうとしている
舌や歯茎が青紫色になっている(チアノーゼ)
お腹や胸が膨れてきた(胸水・腹水の可能性)

特に「呼吸困難」「チアノーゼ」「意識障害」がある場合は緊急対応が必要です
すぐに動物病院で診察を受けましょう。


まとめ

🐶 犬の心臓病は、特に小型犬・大型犬・シニア犬に多い病気です。
🐶 咳・疲れやすい・呼吸が荒いなどの症状が見られたら、早めの診察を!
🐶 特に「呼吸困難」「失神」「チアノーゼ」がある場合は、すぐに病院へ!

愛犬の心臓を守るために、日頃からの健康チェックと適切なケアを心がけましょう!🐾✨

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