【犬の分離不安】お留守番が苦手なワンちゃんへ ~その原因と対策~
こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「家を出たとたんに吠え続ける」「帰宅したら部屋が荒れていた」――そんな経験はありませんか?
もしかすると、それは犬の**「分離不安」**が原因かもしれません。
分離不安とは?
分離不安とは、飼い主さんと離れることに強い不安を感じてしまう状態のことです。軽度なものから重度なケースまであり、犬にとっても、飼い主さんにとっても大きなストレスになります。
よく見られる症状
- 飼い主の外出時や留守中に激しく吠える・遠吠えする
- ドアや家具を破壊するなどのいたずら行動
- トイレの失敗(普段はできているのに)
- 食欲の低下、過剰なよだれや震え
- 飼い主が帰ってくると極端に興奮する
これらの症状が「留守番のときに限って」現れる場合、分離不安の可能性が高いと考えられます。
なぜ起こるの?
犬はもともと社会性の強い動物です。特に以下のような状況が、分離不安を引き起こしやすいとされています。
- 子犬のころに十分な社会化がされていない
- 飼い主への依存度が高い(常に一緒にいるなど)
- 引っ越しや家族構成の変化などの環境ストレス
- 飼い主が突然長時間外出するようになった など
分離不安への対処法
1. 外出・帰宅時の接し方を見直す
出かける前に必要以上に声をかけたり、帰宅時に大げさに接すると、犬は「飼い主がいない=大変なこと」と学習してしまいます。
外出・帰宅時は淡々と、犬を興奮させないようにしましょう。
2. 「1人でも安心できる時間」を少しずつ練習
短時間の留守番から始め、徐々に時間を伸ばしていくことで、犬に「1人でも大丈夫」という成功体験を積ませます。
このとき、お気に入りのおもちゃや知育トイを使うのも効果的です。
3. 飼い主以外の刺激も取り入れる
散歩中にほかの人や犬と触れ合う、ドッグランやしつけ教室に参加するなど、「飼い主以外の世界」も犬にとっての安心材料になります。
4. 症状が強い場合は獣医師に相談を
重度の分離不安では、行動療法や投薬治療が必要になることもあります。無理に我慢させるのではなく、早めに動物病院へご相談ください。
最後に
分離不安は「甘やかし」や「わがまま」ではなく、犬にとって本当につらい不安障害のひとつです。
大切な家族が安心してお留守番できるように、私たち動物病院も一緒にサポートしていきます。
気になる行動がある場合は、ぜひお気軽にご相談くださいね。
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