【第1回】子犬・子猫がかかりやすい病気|0〜1歳で特に注意したいポイント
こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです。今回から4回にわたり、犬・猫の年齢別に多い病気と健康管理についてお伝えします。第1回は「0〜1歳の子犬・子猫期」。体が未発達なこの時期は、感染症や誤飲など命に関わるトラブルも起こりやすく、早めの予防と日々の観察がとても大切です。
■ 1.なぜ子犬・子猫は病気になりやすいの?
・免疫機能がまだ未発達
・ワクチン接種が完了しておらず感染症に弱い
・なんでも口に入れたがる好奇心旺盛な時期
「元気」「食欲」「排泄」「体重の増え方」は、毎日チェックしてあげましょう。
■ 2.感染症(ウイルス・細菌)
●犬で多いもの
・パルボウイルス感染症:激しい下痢・嘔吐・脱水。命に関わるケースも多く、早期ワクチンが必須です。
・ジステンパー:発熱・咳・鼻水・神経症状など幅広く症状が出ます。重症になると回復後も後遺症が残ることがあります。
●猫で多いもの
・猫風邪(猫ウイルス性鼻気管炎):くしゃみ、鼻水、目やに。放置すると肺炎や目の障害に進行することも。
・猫汎白血球減少症(猫パルボ):突然の元気消失、下痢、高い致死率が特徴。感染力が非常に強く注意が必要です。
■ 3.寄生虫(お腹の虫・ノミダニ)
・回虫、鉤虫、条虫、コクシジウムなどは母犬・母猫から感染することもあります。
・「お腹がぽっこり」「下痢」「体重が増えない」などは要注意。
・ノミ・マダニは皮膚炎だけでなく、貧血や感染症の原因にもなるため、月1回の予防薬がおすすめです。
■ 4.誤飲・誤食
子犬・子猫の救急来院で特に多いのがこのトラブルです。
よくある誤飲例:
・ひも、ゴム、ボタン、ぬいぐるみの破片
・人の薬、サプリメント
・チョコレート、ネギ類、ブドウなど中毒を起こす食べ物
症状がなくても飲み込んだ可能性がある場合は、自己判断をせずすぐにご相談ください。
■ 5.家庭でできる予防と健康管理
・ワクチン接種・寄生虫予防をスケジュール通りに行う
・床に落ちている物を片付ける(特にひも・薬・ビニール袋など)
・清潔な寝床と温度管理(冷え・暑さに弱い時期です)
・体重をこまめに測って成長を確認する
■ 6.まとめ
子犬・子猫の1年目は、その子の健康な一生を作る大切な時間です。感染症、寄生虫、誤飲などのリスクを理解し、早めの予防と日常の小さな変化に気づくことが何より大切です。
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