【犬猫の消化器疾患について】~日常のサインを見逃さないで~

こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
犬や猫が元気に過ごすためには、健康な消化器の働きが欠かせません。しかし、消化器はとても繊細で、さまざまな原因により不調をきたしやすい器官でもあります。今回は、犬猫に多く見られる消化器疾患と、そのサイン、予防・対処法についてご紹介します。

■ よく見られる消化器疾患とは?

犬猫の消化器疾患には、以下のようなものがあります。

胃腸炎

ウイルス、細菌、食べ物の誤飲などが原因で起こる炎症。嘔吐や下痢、食欲不振が主な症状です。

異物誤飲

おもちゃや布、骨などを誤って飲み込むことで腸閉塞を起こすことがあります。緊急手術が必要なケースも。

慢性腸症(旧:IBDなど)

長期的な下痢や体重減少が続く疾患で、食物アレルギーや免疫異常が関与していると考えられています。

膵炎

膵臓が自己消化を起こす病気で、犬に多く、突然の嘔吐やぐったりした様子が見られます。

寄生虫症

特に若齢動物では、回虫やジアルジアなどの寄生虫による下痢がみられることがあります。

■ 飼い主さんが気づくべきサイン

以下のような症状が見られた場合、消化器疾患の可能性があります。

  • 繰り返す嘔吐や下痢
  • 食欲の低下または異常な食欲
  • 便に血が混じっている、黒色便
  • お腹を丸めている、鳴いて痛がる
  • 体重減少、元気がない

「一時的な不調かも」と見過ごされがちですが、特に2日以上症状が続く場合や、急激に悪化するような場合は、早めの受診が大切です。

■ 予防と日常ケア

食事管理

食べ慣れたフードを中心に、急な変更は避けましょう。人間の食べ物は消化不良や中毒の原因になることがあります。

誤飲防止

遊び道具や家庭用品など、小さなものは手の届かないところに保管しましょう。

ワクチン・駆虫の徹底

感染症や寄生虫の予防はとても重要です。

定期健診

早期発見のために、年1〜2回の健康診断を受けることをおすすめします。

■ 最後に

犬猫の消化器疾患は、適切な処置と日頃の予防で大きな病気を防ぐことができます。いつもと違う様子が見られたときは、どうぞ遠慮なくご相談ください。当院では各種検査や栄養相談にも対応しておりますので、大切なご家族の健康を一緒に守っていきましょう。

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