ドキドキのリズムが乱れている?― 犬の不整脈の症状と治療法 ―

こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「最近、愛犬の元気がない」「なんとなく動きがゆっくりしている気がする」――そんな変化が、心臓のリズムの乱れ=不整脈によるものかもしれません。

不整脈とは、心臓の拍動が不規則になったり、極端に速く・遅くなったりする状態を指します。
軽度で症状が出ないこともあれば、重度になると失神や突然死のリスクも伴う重大な疾患です。

今回は、犬の不整脈の症状と治療法についてご紹介します。


🐶どんな症状が出るの?

不整脈のタイプや重症度によって症状はさまざまです。以下のような変化が見られることがあります。

  • 散歩中に急に立ち止まる・疲れやすくなる
  • 失神・ふらつきがある(突然バタッと倒れる)
  • 心拍数が異常に速い/遅い
  • 呼吸が浅く、速い
  • 胸に触れると脈のリズムがバラバラに感じる
  • ぐったりしていて、元気がない
  • 食欲不振・活動量の低下

特に**「突然倒れる」「意識を失う」ような症状がある場合は要注意**です。


🩺治療法は?

不整脈の治療には、原因の特定と症状のコントロールが欠かせません。
以下のような治療が行われます。

🔹 診断と検査

  • 心電図検査(ECG):心拍のリズムや異常の種類を正確に把握
  • レントゲン・超音波検査(心エコー):心臓の構造異常があるかを確認
  • ホルター心電図(24時間記録):一過性の不整脈の確認に有効

🔹 内科的治療

  • 抗不整脈薬の投与
     不整脈の種類(頻脈性・徐脈性など)に応じた薬剤を使用します。
  • 基礎疾患の治療
     心臓病(僧帽弁閉鎖不全症、心筋症など)が原因の場合は、その治療も並行して行います。

🔹 外科的対応

  • ペースメーカーの植え込み
     重度の徐脈性不整脈(心拍が極端に遅くなる)では、人工ペースメーカーの装着が検討されることもあります。

📝まとめ

犬の不整脈は、初期には気づきにくいものの、進行すると命に関わる可能性もある重大な病気です。
「いつもと様子が違う」「ふらつく」「心臓の鼓動が速すぎる・遅すぎる」などの変化があれば、早めに動物病院で心臓の検査を受けましょう。

心臓のリズムが整うことで、愛犬の生活はより安心で快適なものになります。
気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください🐾✨

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