犬の歯が抜けた!~原因と対処法~
こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです。今日は「犬の歯が抜ける」ことについてお話しします🐶
犬の歯が抜けることは、成長過程で自然に起こることもあれば、病気やケガが原因となることもあります。
特に成犬やシニア犬で歯が抜ける場合は、歯周病などの病気が関係している可能性があるため注意が必要です。
今回は、犬の歯が抜ける主な原因と対処法について解説します。
犬の歯が抜ける主な原因
1. 乳歯の生え変わり(子犬の場合)
- 生後3~7か月の間に、乳歯が永久歯に生え変わるため自然に抜けます。
- ただし、乳歯が抜けずに残ってしまう「乳歯遺残」があると、歯並びが悪くなり歯周病のリスクが高まるため注意が必要です。
(乳歯遺残は動物病院での抜歯が必要ですので、受診をお勧めします)
2. 歯周病(成犬・シニア犬の場合)
- 最も多い原因です。
- 歯垢や歯石がたまり、歯ぐきの炎症が進行すると歯が抜けてしまうことがあります。
- 口臭が強くなる、歯ぐきの腫れ、よだれが増えるなどの症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
3. 外傷やケガ
- 硬いものを噛んだり、強い衝撃を受けたりすると、歯が折れたり抜けたりすることがあります。
- 出血がある場合や歯の根元が露出している場合は、すぐに動物病院を受診してください。
4. 栄養不足や全身疾患
- カルシウムやビタミンの不足、内分泌系の病気(甲状腺機能低下症など)が歯のもろさにつながることがあります。
- 腎臓病や糖尿病などの全身疾患が影響して、歯や歯ぐきの健康が損なわれる場合もあります。
歯が抜けたときの対処法
- 口の中をチェックする
- 他の歯や歯ぐきに異常がないか観察しましょう。
- 出血や腫れがある場合は、動物病院で診察を受けることをおすすめします。
- 出血がある場合はガーゼで圧迫
- 数分間優しく押さえて止血します。
- 食事の工夫
- 歯ぐきが痛そうな場合は、ドライフードをふやかすなどして負担を減らしましょう。
- 動物病院を受診する
- 成犬やシニア犬の歯が抜けた場合は、歯周病の可能性が高いため早めの診察が重要です。
まとめ
- 子犬の歯が抜けるのは成長過程で自然なことですが、成犬やシニア犬の歯が抜ける場合は病気の可能性が高いです。
- 歯周病は進行すると歯が抜けるだけでなく、全身の健康にも影響を及ぼすことがあります。
- 毎日の歯磨きや定期的な歯科検診を受けることで、愛犬の歯の健康を守りましょう。
何か気になることがあれば、お気軽にご相談くださいね🐾
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