狂犬病予防注射について
狂犬病予防接種についてです。
東京都では狂犬病予防習慣として4月5月6月の狂犬病予防注射が推奨されています。
皆さまもご存知の通り、狂犬病とは、ヒトを含めたすべての哺乳類が感染するウィルス感染症です。 日本は狂犬病の清浄国ではありますが 世界的にみては、まだまだ全世界に分布しております。
感染経路としては、 狂犬病にかかった動物に、噛まれた部位から 唾液に含まれるウィルスが侵入することにより成立します。
症状としては、性格の変化、異常行動 次いで、興奮状態、神経過敏 そして麻痺などが起こり、昏睡状態となり、死亡してしまいます。
治療法はなく、感染してしまった場合にはほぼ100%死にいたります。 日本でいる以上は、犬を飼っている方は狂犬病予防注射は義務になっているため、自分の子を守るためにも、また日本でも感染を蔓延させないためにもしっかり接種していきましょう。
もちろん、重い病気でワクチン接種が打てない状況もありえると思います。 その際は、しっかりと動物病院に相談をして、狂犬病猶予などを検討してゆきます。
それ以外を除き、飼い主に狂犬病予防注射を受けなかった場合には20万以下の罰金の対象となります。
2019年には、狂犬病予防法の違反により174件の検挙数が報告されています。
狂犬病を接種していなかった場合 ヒトを噛んでしまったり ほかの飼い犬を噛んでしまったら 大変なトラブルになってしまいます。 しっかりと狂犬病予防していきましょう!!
記事執筆者:国分寺ハートアニマルクリニック 院長牛尾俊之