犬がたくさん水を飲むようになった! 原因と対処法
こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐶
「最近、犬がやたらと水を飲むようになった」「おしっこの回数や量が増えた」と感じることはありませんか?
犬が水を飲む量が増えるのは、一時的なものから病気の兆候までさまざまな原因が考えられます。
今回は、犬が水をたくさん飲む原因や考えられる病気、対処法について詳しくご説明します。
犬が水をたくさん飲む主な原因
① 環境や生活習慣の変化
- 夏場や暖房の効いた室内など、気温が高いとき
- 激しい運動をした後や興奮したとき
- 塩分の多い食事やドライフードを食べている
▶ これらが原因の場合は、適量の水を飲むのは自然なことですが、異常な量でなければ問題ありません。
② 糖尿病
- たくさん水を飲み、おしっこの量も増える
- 体重が減るのに食欲は増す
- 元気がなく、疲れやすい
▶ 糖尿病は放置すると危険な状態になるため、早めの診察が必要です。
③ 腎不全(慢性腎臓病)
- 水を大量に飲むが、元気がない
- 食欲が低下し、体重が減る
- 口臭が気になる
▶ 特にシニア犬に多い病気で、早期発見が重要です。尿検査や血液検査を受けましょう。
④ クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)
- 水をたくさん飲み、おしっこが増える
- お腹が膨らんできた
- 毛が薄くなったり、皮膚が弱くなったりする
▶ ホルモンの異常が原因の病気で、継続的な治療が必要です。
⑤ 子宮蓄膿症(避妊していないメス犬)
- 水をよく飲むが、元気がない
- 陰部から膿のような分泌物が出る
- 熱っぽく、食欲が落ちる
▶ 命に関わる病気なので、すぐに動物病院を受診してください!
こんな症状がある場合は要注意!
✅ 水を異常に飲み、おしっこの回数や量が急に増えた
✅ 体重が減ってきた
✅ 元気や食欲がなくなった
✅ 皮膚や毛並みに変化がある
✅ 嘔吐や下痢をしている
このような症状がある場合は、早めに動物病院を受診しましょう。
ご自宅でできる対処法
- 飲水量を記録する
- 1日にどれくらい水を飲んでいるか測る
- 体重1kgあたり100ml以上飲む場合は異常の可能性がある
- 食事を見直す
- 塩分の多い食事を避ける
- ウェットフードを取り入れて水分補給を工夫する
- 環境を整える
- 暑さや乾燥が原因の場合は、温度調整をする
- 病院で検査を受ける
- 血液検査や尿検査で病気の早期発見を
まとめ
- 犬が水をたくさん飲む原因には、環境的なものから病気までさまざまな可能性があります。
- 特に、糖尿病・腎不全・クッシング症候群・子宮蓄膿症などの病気が隠れていることがあるため、注意が必要です。
- 飲水量が異常に増えたと感じたら、自己判断せずに動物病院で検査を受けましょう。
気になる症状があれば、いつでもお気軽にご相談ください🐾
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国分寺ハートアニマルクリニック
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